八潮市の道路陥没事故で転落トラックの運転席に男性の姿 3カ月ぶりに目視確認

八潮市の道路陥没事故で転落トラックの運転席に男性の姿 3カ月ぶりに目視確認

八潮市道路陥没事故


転落トラック運転席に男性とみられる姿 発生から3カ月、救出作業へ
埼玉県八潮市で今年1月に発生した道路陥没事故で、県は5月1日、転落したトラックの運転席部分に男性とみられる姿を下水道管内で確認したと明らかにした。行方が分からなくなっていた74歳の男性運転手の可能性がある。県は2日にも救出作業を本格化させる方針だ。

事故の発端:突如現れた巨大な穴


- 事故は1月28日朝、八潮市中央一丁目の交差点付近で発生。突如、道路が陥没し、通行中だった2トントラックがそのまま地下へと落下した。

- 運転していたのは74歳の男性で、当初は消防と一時的に会話ができていたものの、29日未明の再陥没により状況は急変。穴は一気に広がり、救出作業は中断を余儀なくされた。

3カ月越しの調査で「姿」を確認


- 5月1日未明、消防隊員ら約20人が初めて下水道管の中に入り、有毒ガス(硫化水素)の濃度などを慎重に測定。

- 午後に行われた災害対策本部会議で、大野元裕知事は「運転席部分に男性とみられる姿を確認した」と報告。現場では慎重な作業が続く中、ようやく「人の姿」が見えたという。

救助の障壁は“水とガス”


- 下水道管内は雨水や汚水が混じり合い、作業は過酷を極める。さらに硫化水素やメタンなどの有毒ガスも発生しており、作業員の安全確保が最大の課題となっていた。

- 現在、現場ではバイパス工事や排水処理を並行して進めており、2日にも運転席部分の引き上げに挑む構えだ。

なぜ起きたのか?そして何を教訓にすべきか


- 事故原因は、老朽化した下水道管の破損とみられている。県のこれまでの点検では「問題なし」とされていたが、今回の事態を受けて緊急点検を実施した結果、他の3カ所でも腐食が見つかった。

- 国土交通省もこの事故を重く見ており、全国の下水道インフラに対して広範な調査を行う方針を示している。

地域への影響と復旧の見通し


- 陥没した道路や下水道の完全復旧には5~7年かかる見通し。周辺住民への影響も長期化が避けられない。

- 県は今後、復旧方法やスケジュールが固まり次第、住民への説明会を開くとしている。

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2025-05-01 17:42:35(くじら)

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