2025-05-31 コメント: 1件 ▼
公約釧路市がメガソーラーに“待った” 自然守る宣言で全国2例目、条例制定へ
釧路市が「ノーモアメガソーラー」宣言へ 湿原守る動きが全国に波及か
北海道釧路市は6月1日、自然環境と共存しない大規模太陽光発電所(メガソーラー)の建設に対し、明確な懸念を表明する「ノーモアメガソーラー宣言」を出す方針を明らかにした。宣言の趣旨は「自然と調和しない施設の設置は望まない」とするもので、先行する福島市に続き、全国で2例目となる。
釧路湿原と野生動物を守る決意
この背景には、国立公園であり、ラムサール条約にも登録されている釧路湿原の周辺に太陽光パネルが相次いで設置されている現状がある。湿原には希少な野生動物、特に天然記念物であるオジロワシが営巣しており、その生態系への影響を憂慮する声が地元から上がっている。市民団体も先月、事業の見直しを求める要望書を市に提出していた。
鶴間秀典市長は記者会見で、「すべての太陽光発電が悪いわけではないが、地域の自然環境と調和する形で進められるべきだ」と語った。市としては今後、事業者に対して生態系保護の専門家の意見を取り入れることを求めるなど、条例の整備も視野に入れているという。
全国で問われる再エネと自然保護のバランス
全国各地でメガソーラーをめぐるトラブルが相次いでいる。急峻な山林を切り開いて設置された結果、土砂災害のリスクが増大した例や、景観破壊への住民反発が起きた例もある。釧路市の宣言は法的な強制力を持たないが、自然環境に配慮した再生可能エネルギー導入のあり方を問い直す動きとして注目されている。
福島市では昨年、「無秩序な太陽光開発に歯止めを」との方針で同様の宣言が出され、地域に即した制度設計や条例制定が進められてきた。釧路市も今後、地域ごとのルールづくりを急ぐ構えだ。
ネットで広がる共感と議論
X(旧Twitter)やFacebook、ThreadsなどのSNSでは、釧路市の決断に対する意見が続々と投稿されている。
「環境を壊してまで再エネ推進って本末転倒じゃない?」
「釧路市の姿勢、全国の自治体も見習ってほしい」
「野生動物の命より企業の都合が優先されるのはおかしい」
「太陽光パネルを設置するなら、せめて既存の建物の屋根にして」
「湿原にパネル並べるって、正気の沙汰とは思えない」
今後の焦点は“実効性”ある仕組みづくり
釧路市の宣言は、ただのメッセージで終わらせるわけにはいかない。条例による設置基準の明確化や、環境影響評価の義務づけなど、具体的なルール作りが実効性を担保するカギとなる。
釧路湿原のような貴重な自然資源を未来に残すために、今、自治体がどう行動するかが問われている。
この投稿は鶴間秀典の公約「湿原を守る!太陽光パネル規制条例」に対する評価として投稿された情報です。この公約は点の得点で、公約偏差値、達成率は90%と評価されています。