2025-03-14 コメント: 1件 ▼
島根県知事、国立大学授業料値上げに強く反発「国賊だ」と痛烈批判
■ 背景
文部科学省は、国立大学の授業料引き上げについて議論する中央教育審議会(中教審)の委員に、私立大学の代表として慶應義塾大学の塾長を任命。この人事に対し、丸山知事は「国立大学のあり方を議論する場に、高額な授業料を設定している私立大学のトップを入れるのは問題ではないか」と懸念を示していた。
これに対し、阿部俊子文部科学大臣は14日の閣議後会見で「幅広い意見を取り入れるための人選だ」と説明した。
■ 丸山知事の主張
丸山知事は、国立大学の授業料を引き上げることが、政府が進める少子化対策と矛盾していると指摘。「経済的な理由で進学を諦める若者を増やしてしまうのではないか」と懸念を示した。
また、私立大学の高い授業料を基準にすること自体に疑問を呈し、「財政的に余裕のある私立大学の水準を国立大学に押し付けるのはおかしい」と批判した。
■ 強い言葉での批判
さらに丸山知事は、「こんなことを進めようとしている連中は国賊だ」と、痛烈な言葉で政府の方針を批判。国会議員に対し、各政党のスタンスを明確にするよう求めた。
■ 少数の弱者を狙い撃ちする政策への懸念
また、高額療養費制度の見直しなど、最近の政府の動きについても言及。「少数の弱者をターゲットにして負担を増やすような政策が進められている。こうした動きが強まると、社会全体が悪い方向に向かう」と警鐘を鳴らした。