田川市長の不倫問題、市議会が揺れる――不信任決議案は否決も信頼回復は遠く

2025-03-19コメント: 0件

田川市長の不倫問題、市議会が揺れる――不信任決議案は否決も信頼回復は遠く

福岡県田川市の村上卓哉市長が、公務出張中に部下の女性職員と不倫関係にあった問題で、市議会が大きく揺れている。3月19日、市議会で市長に対する不信任決議案が提出されたが、採決の結果、否決された。不倫問題が発覚してからの市政の混乱、市議会の対応、市民の声などを詳しく見ていく。

■ 不倫問題の発覚と市長の謝罪
村上市長の不倫が発覚したのは、2月の記者会見だった。市長は全国市長会議などの公務で東京に出張した際、同行していた市の50代の女性職員と不倫関係にあったことを認め、謝罪した。関係は1年以上続いていたという。公務の場に私的な関係を持ち込んでいたことから、市政への影響は避けられず、市民の間にも批判の声が広がった。

■ 市議会の対応 – 問責決議の可決と不信任案の否決
この問題を受け、田川市議会は3月6日、市長に対する問責決議案を全会一致で可決した。決議では「市政の混乱を招いた責任は重く、市民の信頼を大きく損ねた」と指摘。しかし、問責決議には法的拘束力がなく、市長を辞職させる力はない。

そのため、3月19日の市議会本会議では、今村寿人議員が不信任決議案を提出した。不信任決議が可決されれば、市長は10日以内に辞職するか、市議会を解散するかの選択を迫られる。しかし、採決の結果、賛成10人、反対7人となり、可決に必要な出席議員の4分の3には届かず、不信任案は否決された。

■ 市長の報酬カット案と議会の反応
市長は「責任を取る」として、自らの報酬を30%カットすることを提案。しかし、市議会から「それで済む話ではない」との批判が相次いだことを受け、カット率を50%に引き上げる考えを示した。しかし、一部の市議からは「まるでオークションのようだ」と冷ややかな声も上がっている。

■ 市民と市職員の反応
市民からは「こんなことで市のイメージが悪くなるのは悲しい」「辞職しなくてもいいが、誠実な対応をしてほしい」といった声が聞かれる。一方、市が職員を対象に行った緊急アンケートでは、「市長の指示に従うのが虚しくなる」「報酬カットで済ませるつもりか」といった厳しい意見も寄せられている。

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2025-03-21 10:56:51(先生の通信簿)

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