2024-11-25 コメント投稿する ▼
秋田県知事選、猿田和三氏が無所属で立候補表明
猿田和三氏の立候補表明
副知事の猿田和三氏(61)は、25日に県庁で記者会見を開き、無所属で知事選に立候補する意向を正式に表明した。猿田氏は「県庁に入って36年間で培ってきた行政経験とネットワークを生かすことが私の使命だと認識している」と述べ、産業振興や企業誘致の推進、若者の意見を県政に反映させること、スピード感のある組織作りを進める考えを示した。秋田市出身で、1988年に県職員となり、財政課長や産業労働部長を経て、2021年4月から副知事を務めている。
鈴木健太氏の立候補表明
県議会議員の鈴木健太氏(49)は、11月15日に秋田市で記者会見を開き、無所属で知事選に立候補する意向を表明した。鈴木氏は「新しい秋田をつくるため、かじを取らせていただきたい。秋田を日本一持続可能な県にする」と述べ、持続可能な社会の実現を目指す考えを示した。知事選への正式な出馬表明は鈴木氏が初めてであり、現職の佐竹知事は任期満了をもって退任する意向を示している。
支持・支援の動き
連合秋田は、猿田氏を「支持」することを決定した。これは1989年の連合秋田発足以降、知事選での「支持」は初めてのことである。また、自民党の鈴木洋一県議や佐々木雄太県議らを中心とする「けんたを応援する議員の会」が設立され、鈴木氏への支援を表明している。さらに、共産党秋田県委員会も猿田氏への支援を検討しており、党本部の意向を踏まえた上で最終判断を行う予定である。
知事選は2025年3月20日に告示、4月6日に投開票が行われる予定であり、今後の選挙戦の展開が注目される。