2025-04-28 コメント: 1件 ▼
松井一郎氏「維新このままだと潰れる」現執行部の党運営に苦言、予備選の継続求める
維新の危機感あらわに
松井一郎氏、現執行部の党運営に強い苦言日本維新の会元代表の松井一郎氏が28日、自身のYouTubeチャンネルで現執行部の党運営に対する強い危機感を示し、「このままだと維新の会は潰れる」と警鐘を鳴らした。党内混乱が続く中、夏の参院選に向けた予備選運営や党ガバナンスの問題を鋭く指摘した。
党内混乱と離党の連鎖を懸念
松井氏は動画の中で「はっきり言ってもうガタガタだ。何をしたいのかが見えない」と現状に不満を露わにした。特に、参院選大阪選挙区の予備選で落選後、党のガバナンス不全を理由に離党した梅村みずほ参院議員の件に言及。松井氏は「永田町での生活で、党員の考え方や思いとズレていたのではないか」と指摘し、さらに「離党予備軍がまだいるのではないか。そうなると党はもう潰れる」と、党内分裂への強い危機感を示した。
予備選のあり方に苦言
また、岩谷良平幹事長が予備選実施について「今回限り」と発言したことにも松井氏は厳しい口調で異を唱えた。「衆院議員は現職優先、参院は公募、というおかしな話はない。維新らしくない」と述べ、党の一貫性を欠く対応に疑問を呈した。さらに「衆院議員も地方議員も首長も、『この人が候補者でいいのか』と党員から声が上がれば、すべて予備選を実施すべきだ」と、透明性と民主的プロセスの徹底を訴えた。
党員重視と組織再建を提言
松井氏は、「(必ずしも)予備選でなくてもいいが、党員が心から応援できる人を選ぶべきだ」と強調。執行部の役割として、党員の信頼を回復し、組織としての団結を取り戻すことが急務だと訴えた。党員と候補者の間に生まれた溝を放置すれば、維新の理念そのものが揺らぎかねないと危惧している。
維新の岐路に立つ現状
- 松井氏が現執行部の党運営に「ガタガタ」と痛烈な批判
- 梅村氏の離党に触れ「離党予備軍がいる」と懸念
- 予備選の継続実施を求め、「党員重視の選考を」と提言
- 組織再建に向け、団結の必要性を強く訴え
松井氏の発言は、現執行部に対する単なる批判ではなく、維新という政党が再び原点に立ち返り、党員主導で信頼を取り戻すための警鐘でもある。夏の参院選を前に、執行部がどのような対応を見せるかが、今後の党勢を大きく左右することになりそうだ。