2025-06-22 コメント投稿する ▼
夫婦別姓の本質を問う|足立康史氏が語る「選ばない自由」と戸籍様式維持の重要性
「選択しない夫婦」に配慮した制度設計──足立康史氏が語る“戸籍の本質”
国民民主党の足立康史・参院比例区総支部長が、自身のX(旧Twitter)で「婚前氏続称選択制度」と、立憲民主党が主張する「選択的夫婦別姓制度」の違いについて丁寧に解説し、話題を呼んでいます。中でも焦点となったのが、“制度を選ばない夫婦”の戸籍への影響です。
足立氏は、制度選択をしない夫婦にとって「戸籍の様式が変わらない」ことを前提に制度設計をすべきだと主張しています。投稿の中でこう指摘しました。
国民民主党案(日本維新の会案でも同じ)なら、その夫婦にとって『戸籍』の様式は一切変わりませんが、立憲民主党案なら、“選択”しない夫婦にとっても、『戸籍』の様式が変わってしまいます
つまり、旧姓を使いたい人のための制度であるにもかかわらず、立憲案では、選択しない側にまで戸籍様式の変更が及ぶ点に問題があるというのです。対して国民民主党案では、戸籍筆頭者ではない配偶者が「旧姓を続けて使いたい」と望む場合にのみ、婚前の氏を戸籍上で併記する仕組みとなっており、全体に余計な影響を与えない“柔らかい対応”が可能です。
選択”しない夫婦の『戸籍』の様式まで変わってしまう立憲民主党案について『伝統破壊に繋がりかねない』と懸念することには合理性がある
こうした足立氏の立場は、旧姓使用に関して実務的な配慮を求める声と、伝統的な戸籍制度を維持したいという多数派の懸念の両方に応えるものであり、「マイノリティの不便を解消しながら、多数派の戸惑いも取り除く」バランスのとれた提案とも言えます。
ネット上では、この発信に対して共感や賛同の声が多数寄せられています。
「制度選ばない人のこともちゃんと考えてるのは現実的」
「“柔軟な答え”ってこういうことだよな、政治はこうでないと」
「旧姓の人にも配慮しつつ、戸籍を壊さないアイデアに納得」
「制度って、使わない人にも影響出ちゃうと困るよね」
「足立さん、例え方がすごく分かりやすい」
現在の法律では、結婚した夫婦は同姓でなければならず(民法750条)、これに対する議論は長年続いてきました。ただし、社会的には「旧姓を使いたいが、戸籍までは変えたくない」という声も根強くあります。
足立氏の発言は、そうした“声なき声”に光を当てたものとして、今後の議論においても注目を集めそうです。制度を選ぶ自由だけでなく、選ばない自由にも丁寧に向き合う政治姿勢こそ、まさに「新しい答え」ではないでしょうか。