1月29日、参議院本会議において、立憲民主党の熊谷裕人参院議員が政府の四演説に対し、多岐にわたる質問を行いました。主な質問内容は以下の通りです。
災害対策・震災対策
防災庁設立の議論加速:災害時の即応体制や復旧体制の強化を求め、防災庁設立に向けた議論の加速を提案しました。
災害ボランティア団体の支援強化:災害ボランティア団体への支援強化と、緊急災害支援隊の創設を提案しました。
避難所での環境改善:特に高齢者や障がい者対応、性被害対策を含む避難所での環境改善について言及しました。
外交
日米関係:トランプ再任後の米国との関係維持と懸念事項への対応を求めました。
日中関係:中国の行動に対する対応と、日本の立ち位置について議論しました。
日韓関係:60周年を迎える日韓関係の発展に向けた方針を提案しました。
北朝鮮:拉致問題解決に向けた強力な国際協力の推進を求めました。
財務金融
円安の影響:円安が日本経済に与える影響について、輸入物価上昇や家計の負担増を懸念しました。
デフレ脱却の定義と条件:デフレ脱却の定義とその条件について明確化を求め、円安志向の経済政策に疑問を呈しました。
社会保障
年金制度改革:年金制度改革や厚生年金の適用拡大に伴う中小企業への支援措置について議論しました。
法務
冤罪被害者の救済:冤罪被害者をなくすため、再審法の見直しを求め、再審請求のハードルを低くする必要性を指摘しました。
全体として、熊谷議員は災害対策、防災庁の設立、外交問題、円安と経済政策に関する具体的な対応を政府に求める内容でした。