2025-03-14 コメント投稿する ▼
岸議員、石破総理に年金改革と商品券問題で厳しい質問
■年金制度改革案の遅延に対する懸念
岸議員は、年金制度改革案が今国会で提出される予定だったにもかかわらず、いまだに提出されていないことを問題視しました。特に、年金制度は多くの国民に関わる重要な問題であり、議論を尽くす必要があると指摘しました。その上で、報道では参院選を控えて調整に時間がかかっているとも言われており、選挙を意識した後ろ向きな調整が影響しているのではないかという疑念を抱いている様子でした。
石破総理は、この点について「提出に向けて努力している」と述べ、参院選が理由で見送ることはないと強調しましたが、岸議員はその答弁に対し、さらに納得できる説明を求めました。
■10万円の商品券配布問題
また、岸議員は石破総理が当選1回の議員15人に10万円の商品券を配布した件についても質問しました。岸議員は、「ポケットマネーで出したとしても、10万円という額は社会通念上、いわゆる『お土産』の範疇を超えているのではないか」と厳しく指摘しました。社会的な影響を考えると、このような支援がどのように見られるかについて慎重に考えるべきだという立場を示しました。
石破総理は、商品券の配布について「政治活動ではなく、慰労の意味で渡した」と説明し、「お叱りを受けるべきだと思っている」と謝罪しました。しかし、岸議員は「法的に問題がないとしても、社会通念として理解を得られないのではないか」とさらに厳しい意見を述べました。彼は、クリーンな政治を目指して与野党で議論を重ねるべきだと強調しました。
岸議員の質問は、ただ単に問題を指摘するだけでなく、政治の透明性と責任を果たす重要性を再確認させるものでした。政治家として、信頼回復のためにどのように行動すべきかを改めて考えさせられる場面となりました。