2025-05-22 コメント: 1件 ▼
東京都議・まつば多美子氏「チルドレンファースト」で条例制定や授業料無償化、防災対策を主導
子どもの未来を守る条例づくり
東京都議会議員のまつば多美子氏(杉並区選出)は、初当選以来「チルドレンファースト」を政治信条に掲げ、子どもを中心に据えた政策に力を注いできた。特に大きな成果として挙げられるのが、都の基本方針となる「東京都こども基本条例」の制定である。
この条例は、子どもたち一人ひとりの意見や感性を尊重し、施策に反映していくことを目的としたもので、まつば氏が中心となって原案を練り上げ、2021年には都議会の全会派が賛成し可決された。これにより、行政のあらゆる場面で「子どもの幸せ」を最優先にすることが明確に位置づけられた。子ども施策に関わるすべての職員や議員にとって、大きな指針となっている。
授業料無償化を誰もが受けられる社会に
教育の格差をなくすための取り組みも、まつば氏の重要な柱だ。2024年度からは、都立高校だけでなく私立高校についても授業料無償化の対象が拡大され、これまで設けられていた所得制限が撤廃された。
これは単なる金銭的支援にとどまらず、子どもたちが家庭の経済状況に関係なく、進路を自由に選べる社会づくりを目指した施策である。まつば氏は「努力する子が環境に左右されてはならない」と語り、保護者の声を聞きながら一貫して制度の拡充を求めてきた。
豪雨に備える杉並区の防災整備
杉並区の善福寺川流域では、2005年に集中豪雨で広範囲にわたる浸水被害が発生した。これを契機に、まつば氏は「水害から命を守る」ことをテーマに防災対策を進めてきた。
現在、善福寺川では流域の調節池整備が進められており、地下に貯水トンネルを通すことで、一時的に大量の雨水をためることが可能になる。近年の気候変動によるゲリラ豪雨への備えとして、こうしたハード整備とあわせ、住民への情報提供や避難計画の見直しも進められている。
地域に根ざした政治の姿勢
まつば氏は創価大学を卒業後、東京都議会議員として5期にわたり活動。現在は党の都政調査会長として政策立案にも関与している。議会活動においては、党派を超えて賛同を得られるよう丁寧な対話を重ねる姿勢が特徴的だ。
また、防災や教育に限らず、児童相談所や医療ケア児への支援、子育て家庭の孤立防止策など、多角的なアプローチで子どもを取り巻く環境の改善に取り組んできた。
* 子どもの権利を尊重する条例「東京都こども基本条例」を主導し成立に尽力。
* 高校授業料の所得制限撤廃を推進し、教育の平等化を実現。
* 善福寺川の氾濫防止へ向け調節池整備など防災対策を加速。
* 丁寧な対話と現場重視の姿勢で、子どもと家族を支える都政を展開。