2025-01-24 コメント投稿する ▼
川田議員「コロナワクチンで接種者全員が亡くなったロットがある」
■川田議員の発言とその影響
川田議員は2024年12月17日の参議院予算委員会でも同様の発言を行い、その内容は立憲民主党のYouTubeチャンネルで確認できます。この投稿は1700件以上リポストされ、表示回数は180万回を超え、多くの反響を呼びました。一方で、「接種者全員亡くなったという統計結果はどこにありますか?」といった疑問の声も上がっています。
■厚生労働省のデータと検証結果
厚生労働省はワクチン接種後の副反応疑い報告を公開しており、ロットごとの死亡件数も含まれています。その中で、特定のロットで接種者全員が死亡した事例は確認されていません。最も死亡報告が多いロット番号EX361では、67件の死亡報告があり、死亡報告頻度は0.0017%です。また、2024年10月25日までの時点で、ワクチン接種との因果関係が否定できないとされた死亡例は2件のみです。
■御殿場市のデータとその分析
川田議員の事務所は、御殿場市のデータを根拠として挙げています。JFCは御殿場市に情報開示請求を行い、新型コロナワクチンのロット別接種者数と死亡者数のデータを入手しました。その結果、接種者全員が死亡したロットは存在しませんでした。最も死亡者が多いロット番号FA2453では、接種回数延べ11,136回中636人が死亡しており、死亡率は5.71%です。しかし、これらの死亡者はすべての死因がワクチンによるものではなく、年齢や基礎疾患などの要因も考慮する必要があります。
川田龍平議員の「ロットによって接種者全員が亡くなっているショックな統計がある」という主張は、厚生労働省のデータや御殿場市の情報開示請求の結果、事実と異なることが確認されました。ワクチン接種後の死亡例は報告されていますが、すべてがワクチンとの因果関係があるわけではなく、個別の事例ごとに慎重な検討が必要です。今後も正確な情報の提供と、科学的根拠に基づいた議論が求められます。