2025-05-22 コメント投稿する ▼
公約神戸空港、国際化から1カ月で搭乗率82%超え 市長「順調な滑り出し」強調
神戸空港、国際化1カ月 市長「順調な滑り出し」強調
神戸空港が国際チャーター便の運航を開始してから1カ月が経過し、久元喜造市長は5月21日の定例会見で、その成果と今後の展望を語った。市長は「この1カ月は大きな混乱もなく、多くの方に利用していただけたことをありがたく思う」と述べ、全体として良好なスタートを切ったとの認識を示した。
搭乗率82%、国際便の需要に手応え
4月18日から運航が始まった神戸空港の国際チャーター便は、1カ月で175便が発着し、搭乗率はおよそ82%に達した。市によれば、当初の想定を上回る利用があり、観光客やビジネス客からの支持も高まっているという。空港職員による誘導や設備面での対応も大きな問題は起きておらず、市は「順調な立ち上がり」として評価している。
アクセス改善で利用者増 バス乗車率が上昇
空港へのアクセス面でも好影響が出ている。神戸空港アクセスバス「マリンエアシャトル」や、ポートアイランド方面の路線バスの利用者が増加しており、特に通勤・通学時間帯には乗車率が顕著に伸びた。マリンエアシャトルは平日朝の1時間で乗車率が43%から50%へ、路線バスも56%から70%へと向上している。市は「ポートライナーの混雑を緩和しながら、多様なアクセス手段を提供することが今後の課題」としている。
米国関税への備え 小規模事業者に支援拡充へ
また、会見ではアメリカによる追加関税への対応についても言及があった。久元市長は「国が対応方針を固めるだろうが、市としてもできる備えを考えていく必要がある」と述べ、7月に予定される補正予算に、影響を受ける中小企業への資金繰り支援を盛り込む方針を示した。あわせて、企業への影響を調査する費用も計上する見通しだ。
水道無償化「考えられない」 東京都政策に皮肉
会見では、東京都が打ち出した一般家庭の水道料金無償化についても記者から質問があったが、久元市長は「正直、財源に余裕があるということだろう」と述べたうえで、「本市では水道料金の引き下げは考えていない。むしろ、老朽化した水道管の更新を進めることが最優先だ」として、現実的なインフラ維持の重要性を強調した。
出馬表明は「議会の場がふさわしい」
次期市長選挙への出馬については、5月議会で判断を明らかにする考えを示した。「議会には市民の代表が集まる。そうした場で説明するのが適切ではないか」と述べ、時期を慎重に見極めている様子がうかがえた。
ネットの反応
神戸空港の国際化については、SNS上でも市民や旅行者から多くの声が上がっている。
「神戸空港が国際化して本当に便利になった。もっと早くしてほしかったくらい」
「ポートライナーの混雑が心配だったけど、バスの増便はありがたい」
「搭乗率82%って結構すごい。意外と使われてるんだな」
「あとは定期便が就航すればもっと便利になる。台湾とか香港路線欲しい」
「水道料金の話、現実的で好感持てる。インフラの維持は大事だよね」
この投稿は久元喜造の公約「神戸空港の国際化などの利活用拡大」に対する評価として投稿された情報です。この公約は0点の得点で、公約偏差値50、達成率は90%と評価されています。