都議会自民党の不記載問題と崎山知尚氏の関与

東京都議会自民党は、政治資金パーティー券の収入を収支報告書に記載しなかった都議会議員26人の氏名と不記載額を発表しました。この問題は、都議会自民党が2019年12月と2022年5月に開催したパーティーで、パーティー券の売上約3500万円が収支報告書に記載されていなかったことに起因しています。パーティー券は1枚2万円で、都議には50枚計100万円の販売ノルマが課せられていました。ノルマを超過した売上については全額の納入が求められず、都議側でのプールが事実上容認されていたとされています。

この問題に関連して、元幹事長の宇田川聡史議長（60）は不記載があったとして議長を辞任しました。また、6月13日告示、22日投開票の都議選で、幹事長経験者6人の公認が見送られることとなりました。

崎山知尚氏は、昭和40年7月18日生まれ、九州国際大学法経学部卒業後、平成5年に荒川区議会議員に初当選し、4期務めました。その後、平成17年から東京都議会議員として2期務め、都議会自民党の総務委員会委員や議会運営委員会副委員長などの要職を歴任しました。また、自由民主党東京都連青年局長や自民党理容推進政策研究会会長なども務めました。

崎山氏は、2021年の衆議院選挙に東京都ブロックから立候補しましたが、当選には至りませんでした。

今回の不記載問題において、崎山氏は56万円の不記載が指摘されています。この問題は、都議会自民党の信頼性に大きな影響を与えており、今後の対応が注目されています。