2025-09-23 コメント投稿する ▼
日本共産党創立103周年記念講演会 小池晃が能登被災地支援と排外主義対抗を強調
小池は「国民の苦難あるところ共産党あり」という立党の原点を掲げ、被災地支援や排外主義への対抗を含めて幅広い課題に取り組む姿勢を示しました。 共産党の議席減少に危機感を示しながらも、党が果たした役割を強調しました。 「自民党、公明党が少数になってよかった」「共産党と赤旗が果たした役割は大きい」という評価の一方、「共産党の議席減少は残念」という声もあったと説明しました。
日本共産党創立103周年記念講演会で小池晃が強調した課題
日本共産党は23日、創立103周年記念講演会を開催しました。党書記局長の小池晃=参議院議員、日本共産党は、参院選比例代表で5期目の当選を果たした報告を行い、党の進む方向について演説しました。小池は「国民の苦難あるところ共産党あり」という立党の原点を掲げ、被災地支援や排外主義への対抗を含めて幅広い課題に取り組む姿勢を示しました。
小池は、能登半島地震の復旧が進まない現状を詳しく取り上げました。医療費や介護保険の減免が6月末で打ち切られ、生活保護の打ち切りまで発生したことに強い懸念を表明し、「国が能登を見捨てたと思わせてはならない」と訴えました。被災者の声を無視せず、生活再建を国が責任を持って進めるべきだと強調しました。
「国民の苦難あるところ共産党あり」
「能登半島の被災者を見捨ててはならない」
「排外主義や極右的な流れを止める共同が必要だ」
「補完勢力の台頭は国民にとって不安材料だ」
「立党の原点に立ちフルスイングで取り組む」
小池の発言は、共産党の役割を国民生活に密着させることに重きを置いたものでした。
自民党政治と補完勢力への危機感
小池は、与党勢力の議席が減った一方で国民民主党や参政党の議席増加を問題視しました。彼はこれらを「自民党の補完勢力」「極右・排外主義的な流れ」と位置付けました。共産党の議席減少に危機感を示しながらも、党が果たした役割を強調しました。「自民党政治のゆがみをただし、国民的な共同を呼びかけたことは歓迎されている」と述べ、引き続き広範な共同を追求していく姿勢を明らかにしました。
また、能登半島の現地に6回足を運んだことを紹介し、被災者に直接寄り添う姿勢を強調しました。「義援金が収入とみなされ、生活保護が打ち切られた人が出ている」との現状を報告し、現行制度の見直しを強く訴えました。政治の責任を果たさない国の対応を批判し、国民の暮らしを守る政治への転換を求めました。
国民の期待と共産党の役割
小池は、党内外から寄せられた意見を紹介しました。「自民党、公明党が少数になってよかった」「共産党と赤旗が果たした役割は大きい」という評価の一方、「共産党の議席減少は残念」という声もあったと説明しました。それでも「共産党が排外主義に抗する国民的共同を呼びかけたことは歓迎されている」と強調し、党が果たすべき役割は依然として大きいと訴えました。
このように小池は、自民党政治の問題点と補完勢力の危うさを指摘すると同時に、国民の苦難を軽減する立場を明確に示しました。彼の発言は、党の進むべき方向を確認し、支持者に向けて決意を示す場となりました。
寄せられた声と共産党の今後
記念講演会では、小池の発言以外にも、白川容子=参議院議員、日本共産党のあいさつや、参院議員の高良さちか=オール沖縄からのメッセージなどがありました。しかし会全体の焦点は、小池が強調した「国民の苦難軽減」と「排外主義への対抗」という二つの柱にありました。国民の生活を守る現場感覚を持った政党であることを再確認する機会となり、共産党の原点が示されました。