2025-05-23 コメント投稿する ▼
「日本で産めば強制送還されない」「出産費用はタダ?」 川口市で急増するクルド人妊婦と未収医療費の実態
川口で広がるクルド人出産ラッシュと医療現場の悲鳴
埼玉県川口市で暮らすクルド人が急増するなか、市の医療や福祉現場では深刻な負担が生じている。最近では「日本で子を産めば強制送還されない」という情報が出回り、出産間近に来日する妊婦も増えているという。市内の病院では出産費用の未払いが目立ち、ある病院の産婦人科では診療費の24%が外国人による未収金だった。
市の助産制度も、経済的に困窮する外国人の妊婦にとっては頼りの綱となっているが、その利用件数も年々増加。担当者は「本当に支援が必要な人かどうか、裏付けを取るのが難しいケースもある」と話す。中には出産直前に来日し、支援を求める例も確認されており、支援団体の中には複雑な感情を抱える人もいる。
教育現場にのしかかる「ことばの壁」と不登校の現実
市立小中学校では外国人児童の割合が年々増加し、現在ではトルコ国籍の生徒だけでも400人近くに上る。クルド人の子どもたちは日本語が十分に話せず、授業についていけないまま中退する例が少なくない。中学生で建設現場に出て働くケースも見られ、市教育委員会も問題を把握している。
市は日本語指導教員の配置や支援員の派遣を進めているが、「学校に通っていない子どもたちのケアまでは手が回っていない」と関係者は明かす。仮放免の子どもたちの中には住所が不定で、実態を把握するのも一苦労だ。
地域に漂う不安と偏見 「多文化共生」はどこまで可能か
クルド人コミュニティはすでに川口や蕨市で一定の存在感を示しており、春の伝統行事「ネウロズ」などを通じて文化の発信もしている。しかし生活習慣の違いによるトラブルやゴミ出しマナー、騒音などをめぐる苦情も後を絶たない。
SNSでは「川口が外国人に乗っ取られるのでは」といった極端な声も飛び交い、クルド人経営の店舗が中傷の的となることもある。市民の中には「言いたくないが、安心して暮らせなくなった」という声も少なくない。
クルド人若者の声ににじむ祖国への思いと日本社会への適応
一方、大学生や高校生になったクルド人の若者たちは、母国に対して複雑な感情を抱えている。中には「地震のときに国に見捨てられた」と語る者もいれば、「川口では悪いことをすれば全員同じように見られる」と悩みを打ち明ける若者もいる。
「日本の文化は違うが、少しずつ慣れてきている」「学校が安全に通える。それだけでもありがたい」と語る声もあり、少なからず日本社会への適応も進んでいる。彼らにとって、日本は「逃れてきた先」であると同時に、新たな生活の場でもある。
ネット上の反応
「支援が必要な人を見極めるのは大変だろうけど、制度の乱用は防がなきゃいけない」
「クルド人が全員悪いわけじゃないけど、現場の声を聞くと市も限界だよね」
「日本語教育もっとやらないと、将来的に孤立した子どもが増える」
「生まれる前に来日して支援を求めるのはさすがに疑問」
「感情論ではなく、制度の整備と予算の再設計が急務だと思う」