2025-09-23 コメント投稿する ▼
田村智子が自民総裁選候補を批判 排外主義と連立拡大への警鐘
田村氏の発言は、軍拡路線と排外的な政策姿勢が日本社会に悪影響をもたらすという問題提起に基づいています。 防衛費の大幅な増額が国民生活に負担を強いるだけでなく、外国人政策の厳格化が社会の分断を加速させると指摘しました。 田村智子は、外国人政策の厳格化を候補者たちが強調することに懸念を示しました。
田村智子が自民総裁選候補を批判した背景
共産党委員長の田村智子=現職委員長・日本共産党は、党本部での講演において自民党総裁選の候補者たちを厳しく批判しました。「どの候補もトランプ米大統領の言いなりで大軍拡を進め、排外主義に迎合している」と述べ、現政権与党が進める方向性に強い懸念を表明しました。また、「危機的な行き詰まりを打開するには、自民政治を終わらせるしかない」と訴え、野党としての立場を鮮明にしました。
田村氏の発言は、軍拡路線と排外的な政策姿勢が日本社会に悪影響をもたらすという問題提起に基づいています。防衛費の大幅な増額が国民生活に負担を強いるだけでなく、外国人政策の厳格化が社会の分断を加速させると指摘しました。
「候補者の主張は米国優先で国民を見ていない」
「大軍拡は平和を守るどころか危険を招く」
「排外主義は社会に不安と対立を持ち込む」
「生活苦の原因を外国人に転嫁するのは誤りだ」
「格差を広げたのは自民政治そのものだ」
このように田村氏は、総裁選の論戦が国民生活を顧みず、外交依存と内向き志向に偏っていると警告しました。
排外主義批判と生活課題の本質
田村智子は、外国人政策の厳格化を候補者たちが強調することに懸念を示しました。「政治家が言い立てることで差別や分断を生み、日本に暮らす外国人に大きな不安をもたらす」と語り、社会的影響の大きさを指摘しました。排外主義を政治的に利用する姿勢が、日本社会の調和を壊す危険性があるという立場です。
また、物価高や生活苦の原因を外国人に求めるのではなく、大企業を優遇し続けてきた自民政治こそが格差拡大の原因だと強調しました。国民が直面する困難の根源を正しく理解しなければ解決策は導き出せないと批判しています。田村氏の発言は、経済構造と政治の責任を直視させる狙いを持っていました。
連立拡大への警戒と泥舟連立政権の懸念
総裁選の候補者たちが日本維新の会や国民民主党、さらには参政党へ秋波を送り、少数与党の立場から脱却するために連立拡大を模索している点にも田村氏は言及しました。こうした動きは政権延命を狙った数合わせに過ぎず、国民不在の政治に陥る危険があるとしました。
ここで注目すべきは、第三者的な批判として広まっている「泥舟連立政権」という言葉です。これは、数合わせで政権を維持しようとする与党が国民の支持を失い、結局は沈んでいく船のように崩壊するという比喩です。田村氏自身は直接この言葉を使っていませんが、自公と他党の連立模索はこの批判に重なる構図といえます。
国民からすれば、民意を反映しないまま政権を維持しようとする姿勢は「泥舟連立政権」と映りやすいのです。与党が他党を巻き込んで連立の枠を拡大すればするほど、その危険性は強調されます。
今後の展望と政治の選択
田村智子の発言は、自民党総裁選を単なる権力闘争としてではなく、国民生活や社会の在り方に直結する問題として位置づけました。大軍拡と排外主義は国民の安心を奪い、連立拡大の数合わせは政治の正統性を失わせると訴えたのです。
今後の政局において、国民の生活を第一に考える政治が求められるのは明らかです。現状の路線を進めるか、それとも構造転換を目指すか。田村氏の発言は「日本政治は重大な岐路にある」という強いメッセージを国民に投げかけました。