2025-05-23 コメント投稿する ▼
玉木雄一郎が語る参院選の争点:コメ価格と消費税5%減税、山尾擁立の真意とは
玉木代表、コメ価格と減税で政権を追及 「実効性ある政策で国民生活守る」
夏の参院選を目前に控え、国民民主党の玉木雄一郎代表が存在感を増している。23日に行われた産経新聞のインタビューで、物価高に直面する庶民の暮らしを守るための具体策を語った。インフレ対策の要となるのが「コメ価格」と「消費税率」だと位置づけ、石破政権や小泉進次郎農水相の対応を厳しくチェックしつつ、現実的で説得力のある代案を提示した。
コメ価格の行方が政権の通信簿に
玉木氏は、現在4,000円を超えるコメ価格が、選挙時に3,000円台に下がっていなければ、「政権にとって致命的だ」と断じた。石破首相自身が「下がらなければ責任を取る」と明言したことに触れ、「それが実現できなければ、もはや信頼の問題だ」と語気を強めた。
ただし、価格を下げるだけでは農家の生活が成り立たないとし、「生産者保護と価格安定を両立させる鍵は、直接支払い制度の導入にある」と指摘。補助金頼みの「場当たり的政策」ではなく、構造的な解決策を模索すべきだと説いた。
消費税5%に引き下げ、「中小企業の背中を押す」
国民民主党はかねてより、消費税率の一律5%への引き下げを掲げてきた。玉木氏は「今や選挙対策ではなく、景気下支えの手段として不可欠だ」と語る。トランプ前米政権の関税政策が、日本の輸出産業や関連する中小企業に重くのしかかっている現状を指摘し、「耐久財が動けば、波及的に経済が活性化する。5%への減税は即効性のある景気対策になる」と訴えた。
さらに、目玉政策として「103万円の壁」を「178万円」まで引き上げることで、女性やパートタイム労働者が無理なく働ける環境を整備し、「可処分所得を本当に増やせる政策を打ち出す」と力を込めた。
憲法改正の論点提示で山尾氏を擁立
参院選の比例代表には、元衆院議員の山尾志桜里氏が名を連ねる。ネット上ではその是非を巡って議論が起きているが、玉木氏は「山尾氏は、私たちが今掲げる改憲政策の礎を築いた人物。その経験と実績を活かさない手はない」と擁立の理由を説明。
特に、外交安全保障やスパイ防止法、外国資本による土地取得問題などに関して、山尾氏の問題提起や立法アイデアに期待を寄せる声も党内に根強い。
SNSの反応:山尾氏への見方は分かれるが…
SNSでは山尾氏の擁立をめぐり様々な意見が出ているが、改憲論議や政策立案の面で期待する声も少なくない。
「玉木さん、コメと減税で本当に国民目線の政策を出してる。期待してる」
「山尾さんは好き嫌い分かれるけど、政策提案力は抜群。憲法論議には必要な人材」
「直接支払い制度って、ちゃんと農家のこと考えてる証拠。自民には無理」
「減税だけじゃない、103万の壁まで言及するのはすごい」
「山尾志桜里の論点整理がなかったら、今の改憲議論はもっと空虚だったはず」
現実的かつ骨太な政策が評価に
玉木氏と国民民主党は、感情やスローガンだけでなく、政策の裏付けと実行可能性を重視する姿勢を貫いている。政権批判だけに終始せず、代案と将来ビジョンを明確に示している点で、国民の生活と真正面から向き合う政党として存在感を増している。参院選に向けて、現実と誠実さを武器に、どこまで支持を広げられるかが注目される。