2025-04-15 コメント投稿する ▼
松川るい議員、タイ大使館で安保協議 日泰関係の“未来志向”強調
今回の訪問には、松川議員をはじめ、松本尚外務大臣政務官、佐藤啓参議院議員、尾崎正直衆議院議員、和田義明元衆議院議員らが出席。タイ側からは、ウィパーウィー・ランシマーポーン公使、陸海空の武官、そして外交官たちが顔を揃えた。
女性政治家の視点で対話をリード
元外交官という異色の経歴を持つ松川議員は、今回の会談でも日本側の中心的な発言者として活躍。会談後には、「タイはASEANの中でも重要なパートナー。防衛やテクノロジーの協力は、インド太平洋地域の安定にもつながる」と述べ、今後の関係深化に意欲を示した。
特に注目されたのは、政府安全保障能力強化支援(OSA)枠組みに基づく日本のタイへの支援について。松川氏は、現地のニーズを把握しつつ、日本の装備品技術の透明かつ効果的な提供の重要性を強調した。
歴史を踏まえた現代的協力
タイと日本の関係は古く、1941年には「日泰攻守同盟条約」が締結されている。近年では、2019年の「日タイ防衛協力・交流覚書」、2022年の「防衛装備品・技術移転協定」など、安全保障分野での連携が着実に積み重ねられてきた。
今回の会談ではその延長線上に、AIや宇宙、災害対応技術といった新たな安全保障分野での協力についても意見が交わされた。松川議員は、「タイとの協力は過去の延長ではなく、未来志向で取り組むべきだ」と述べ、先端技術を通じた信頼構築の必要性を訴えた。
女性外交リーダーとしての存在感
参議院で防衛政策や外交問題を積極的に提言してきた松川議員は、女性政治家として安全保障の最前線に立つ数少ない存在だ。今回の会談でも、持ち前の語学力と国際感覚を活かし、終始落ち着いた様子で交渉の場をリードしていたという。
また、女性や若者が中心となる国際交流の必要性にも触れ、「安全保障といっても軍事だけではない。教育や技術、人的交流も含めた包括的な連携が重要」と語った。
- 松川るい議員らがタイ大使館で安全保障協議
- OSA支援や防衛装備の協力が中心議題
- サイバー、宇宙、AIなど未来志向の協力も
- 1941年の日泰同盟を含む歴史的背景も意識
- 松川議員は「女性外交リーダー」として存在感を示す