2025年1月19日に行われた沖縄県宮古島市の市長選挙で、保守系新人で前副市長の嘉数登氏(61)が初当選を果たしました。嘉数氏は現職の座喜味一幸氏(75)を含む5人の候補者を破り、4年ぶりに保守系市長が誕生することとなりました。
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選挙結果の詳細
嘉数氏は9,345票を獲得し、次点の座喜味氏に2,245票差をつけて当選しました。
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投票率は58.99%で、前回の65.64%を下回り、過去最低を更新しました。
嘉数登氏のプロフィール
1963年8月28日生まれ、沖縄県宮古島市城辺出身。
日本福祉大学を卒業後、1989年に沖縄県庁に入庁。
2019年に商工労働部長、2022年に知事公室長を歴任。
2023年4月から2024年10月末まで宮古島市副市長を務めました。
選挙戦の背景と争点
今回の選挙では、保守系候補が3人に分裂する中、嘉数氏は「市民が真ん中」をキャッチフレーズに掲げ、少子高齢化や住居不足、人手不足などの課題に具体的な対策を示し、支持を広げました。
現職の座喜味氏は「オール沖縄」勢力と一部保守系との「保革共闘」で2期目を目指しましたが、及びませんでした。
今後の展望
嘉数氏は、市民の声を聞き、市政を刷新し、「市民が真ん中」の豊かで明るい宮古島市を実現することを目指しています。
少子高齢化、住居不足、保育・看護などの専門職の人材確保といった各種課題の解決に取り組むとしています。