2026-02-03 コメント投稿する ▼
田母神俊雄氏が警鐘「自民勝ちすぎては困る」先祖返りの恐れ大と衆院選で指摘
元航空幕僚長の田母神俊雄氏が2026年2月3日、X(旧ツイッター)を更新し、衆院選(8日投開票)について私見をつづりました。各メディアの情勢調査で自民党の優勢が伝えられる中、「自民党が勝ちすぎては困ると思っている」と警鐘を鳴らしました。 田母神氏は「今回の衆議院選で中道は議席を減らし高市自民党が勝つと思う」と切り出し、「高市総理の人気はすごい。しかし私は自民党が勝ちすぎては困ると思っている」と述べました。
少数与党だから改革が進んだ
田母神氏が自民党の大勝を懸念する理由は明確です。「ガソリン税や消費税の減税、178万円の壁、外国人の流入制限などが動き出したのは自民党が少数与党になったからだ」と指摘しました。
「少数与党だから改革が動き出した」
解散時の自民党は196議席で、日本維新の会と合わせても230議席と過半数の233議席をわずかに下回る状況でした。この「少数与党」という立場が、野党の要求を受け入れざるを得ない状況を生み、結果として国民生活に直結する税制改革や外国人政策の見直しが進んだというわけです。
第2次安倍内閣との類似性
田母神氏はさらに歴史的な教訓を引き合いに出しました。「2012年第2次安倍内閣出来た時の安倍総理の人気も今の高市総理と同じですごかった。その後2024年まで自民党は衆議院で絶対安定多数を維持したが、緊縮財政、増税路線は続き、外国人もどんどん増やしてきた」と指摘しました。
2012年12月に発足した第2次安倍内閣は、当初「アベノミクス」への期待もあって高い支持率を誇りました。しかし自民党が衆議院で絶対安定多数(261議席)を維持する中で、消費税は5パーセントから8パーセント、さらに10パーセントへと段階的に引き上げられました。
「安倍政権下で緊縮財政と増税路線が続いた」
また外国人労働者の受け入れも拡大され、技能実習制度の対象業種が増やされ、2019年には「特定技能」という新たな在留資格が創設されました。田母神氏が保守的な立場から懸念してきた外国人の流入は、安倍政権下で加速したのです。
先祖返りの恐れ
田母神氏は最後に警告を発しました。「自民党が絶対安定多数を確保すると先祖返りをする恐れが大だ」。
「絶対安定多数確保で先祖返りの恐れ大」
この「先祖返り」という表現は、自民党が野党の意見を聞く必要がなくなり、かつての緊縮財政・増税路線に戻ってしまうことを意味しています。少数与党という立場で野党の要求に応えざるを得なかった状況から、絶対安定多数を確保することで野党を無視できるようになれば、国民生活を重視した政策から遠ざかる可能性があるという懸念です。
保守派からの警鐘
田母神氏は2008年に航空幕僚長時代に政府見解と異なる歴史認識を示した論文を公表し、更迭された経歴を持つ保守派の論客です。2014年の東京都知事選挙では保守層の支持を集め、「田母神旋風」と呼ばれる現象を起こしました。
近年は参政党を支持する立場から発言を続けており、2026年1月には「参政党に頑張って欲しい」と投稿するなど、保守系野党を応援しています。
今回の投稿は、保守派の立場から高市首相を評価しつつも、自民党の大勝が必ずしも国民のためにならないという、バランスの取れた視点を示したものといえます。
SNSでの反応
この投稿に対して、SNSではさまざまな意見が寄せられています。「少数与党だからこそ改革が進んだという指摘はその通り」「安倍政権の教訓を忘れてはいけない」といった賛同の声がある一方、「高市首相は安倍総理とは違う」「今回は本当に積極財政を実現してくれる」といった反論も見られます。
2月8日の投開票を前に、自民党が圧勝した場合の政策運営がどうなるかは、有権者にとって重要な判断材料となりそうです。