2025-05-09 コメント投稿する ▼
石垣市長選、5選目指す中山氏と超党派の箕底氏が激突か – 革新陣営は候補者選び加速
石垣市長選、現職の5選出馬が焦点に
2025年2月15日告示、22日投開票の沖縄県石垣市長選に向け、現職の中山義隆氏(57)の5選出馬が注目されている。中山氏は現在、沖縄県市長会の会長に就任しており、5月2日には那覇市で就任激励会が開催された。さらに、14日には石垣市で祝賀会が予定されており、これらのイベントが事実上の選挙戦のスタートとなる可能性が高いと見られている 。
中山氏は現時点で進退を明言していないが、周囲には5選出馬を期待する声が強まっている。石垣市で5期目に挑む市長は前例がなく、長期政権への賛否が分かれる状況だ。支持基盤である公明党の対応も鍵を握り、最終的な判断は世論や支持者の動向を見極めたうえで行うと見られている 。
箕底氏、超党派での出馬目指す
市議の箕底用一氏(44)は、石垣市長選への出馬を固め、超党派の立場を掲げて選挙に臨む構えを示している。箕底氏は「保革の枠を超える政治を目指す」と表明し、幅広い支持層の獲得を目指しているが、その政治的立場から保守系と見られることも多い 。
箕底氏は自衛隊配備を容認する姿勢を示しており、この点で保守派の支持を得やすい。しかし中山氏が出馬を決断した場合、同じ保守系での分裂選挙となる可能性が浮上している 。
革新陣営、独自候補擁立に向けた準備進む
一方、革新陣営は独自候補の擁立を目指して動きを本格化させた。4月末には県議、市議らを中心に組織を立ち上げ、候補者選考委員会と政策検討委員会を設置。6月を目途に候補者選考を進める計画だ 。
ただし、有力候補は現時点で見つかっておらず、候補者選定は難航する可能性がある。前回2022年の市長選では保守系の砥板芳行市議を保革相乗りで擁立した経緯があるが、今回も同様の構図が浮上するかは不透明だ 。
石垣市長選、三つ巴の構図か
2025年2月15日告示、22日投開票の日程で行われる石垣市長選は、現職中山氏の5選挑戦、箕底氏の超党派出馬、革新陣営の独自候補擁立の三つ巴となる可能性が高まっている。特に中山氏の出馬決断が鍵を握り、石垣市政の行方を左右する重要な選挙となりそうだ。
有権者は約3万9,498人。市政の方向性を決定づけるこの選挙に、地域住民の関心が高まっている。
* 現職の中山義隆氏(57)は5選出馬を検討中。那覇市での激励会や石垣市での祝賀会が予定されており、選挙戦のスタートとなる可能性が高い。
* 箕底用一氏(44)は超党派を掲げた出馬を計画し、保革双方の支持を目指しているが、保守分裂の可能性もある。
* 革新陣営は独自候補擁立に向けて組織を発足し、6月をめどに候補者選考を進めるが、有力候補は現時点で見つかっていない。
* 石垣市長選は2025年2月15日告示、22日投開票の日程で、有権者は約3万9,498人。