2026-02-04 コメント投稿する ▼
石垣市が14億円国債で財団設立へ、元産経顧問・桃原用昇氏寄贈で奨学金事業
沖縄県石垣市は2026年2月4日、石垣島出身で元産経新聞顧問の桃原用昇氏83歳が市に寄贈した国債を基本財産として一般財団法人を設立すると発表しました。 約14億4000万円の日本国債や外国債を運用し、年間約4300万円の利払いを青少年の人材育成や文化振興に充てます。 寄贈されたのは計約14億4000万円の日本国債や外国債などです。
石垣市が14億円国債で財団設立へ、元産経顧問・桃原用昇氏の寄贈で奨学金事業
沖縄県石垣市は2026年2月4日、石垣島出身で元産経新聞顧問の桃原用昇氏83歳が市に寄贈した国債を基本財産として一般財団法人を設立すると発表しました。約14億4000万円の日本国債や外国債を運用し、年間約4300万円の利払いを青少年の人材育成や文化振興に充てます。
年間4300万円の利払いを人材育成に活用
寄贈されたのは計約14億4000万円の日本国債や外国債などです。石垣市はこれらを財団で運用し、年間約4300万円と見込まれる利払いを青少年の人材育成や文化振興支援事業などに充てる方針です。
中山義隆市長は会見で、経済的な理由で島外への進学がかなわない子供たちのために奨学金を活用すると説明しました。地元の未来のために活躍してくれると思うと期待を寄せています。
八重山地方の工芸品収集や読書活動支援にも
崎山晃教育長は、八重山地方の工芸・美術作品の収集や復元、子供の読書活動支援などにも活用する方針を明らかにしました。石垣市は一般財団法人を設立後、一定期間を経て公益財団法人への移行を目指しています。
桃原氏は角川書店専務や産経新聞顧問などを歴任した人物です。東京都在住で、石垣島出身という経歴を持ちます。
波乱万丈の人生、本と人との出会いに感謝
桃原氏は東京に出て波乱万丈の人生だったと振り返りました。くじけずに頑張れたのは石垣島に生まれたこと、そして本との出合い、人との出会いがあったからだと思うと語り、人づくりが一番大事だと強調しています。
奨学金を有効に活用し、数十年後に石垣市から芸術家、学者、文学者といろんな人材が輩出するのがいちばんうれしいことだと述べました。故郷への恩返しとして、次世代の人材育成に強い思いを示しています。
昨年8月には貴重な染織作品119点も寄贈
桃原氏は2025年8月、人間国宝などの貴重な染織作品119点も石垣市に寄贈していました。これらの作品は石垣市が新たに整備を検討している博物館・美術館が完成した際、収蔵品として展示される見通しです。
国債の寄贈と合わせて、桃原氏の石垣市への貢献は文化面と教育面の両方にわたっています。染織作品の寄贈により、八重山地方の伝統文化の保存と継承にも大きく寄与することになります。
離島の教育格差解消への期待
沖縄県の離島では、経済的理由や地理的条件により、島外への進学が困難な子供たちが少なくありません。14億円という規模の寄贈は、こうした教育格差の解消に向けた大きな一歩となります。
年間4300万円の利払いを原資とすることで、持続可能な奨学金制度の構築が可能になります。一時的な支援ではなく、長期的に石垣市の人材育成を支える仕組みとして機能することが期待されます。財団の設立により、透明性の高い運営と効果的な資金活用が実現する見込みです。