2025-09-19 コメント投稿する ▼
鹿児島市が花火大会有料席トラブルで返金対応 8千円席から次回1万2千円席優遇へ
鹿児島市は9月19日、8月23日に開催された「かごしま錦江湾サマーナイト大花火大会」で、有料席(1席8千円)の一部において視界が遮られ花火が十分に見られなかったとして、購入者に対して返金または次回優遇措置を行うと発表した。 観覧できなかった利用者に対し、返金か、来年以降の大会で1万2千円相当の席を用意する方針だ。 来年以降は座席配置や周辺整備を徹底する」とコメントしている。
視界を遮った木が原因
鹿児島市は9月19日、8月23日に開催された「かごしま錦江湾サマーナイト大花火大会」で、有料席(1席8千円)の一部において視界が遮られ花火が十分に見られなかったとして、購入者に対して返金または次回優遇措置を行うと発表した。対象となるのは高さ約6メートルの木が視界を妨げた約100席。観覧できなかった利用者に対し、返金か、来年以降の大会で1万2千円相当の席を用意する方針だ。
大規模イベントでの混乱
同大会は約1万5千発の花火が打ち上げられ、例年を上回る約15万人が来場した。今年は有料観覧席が新たに設けられ、快適に鑑賞できる環境を提供するはずだった。しかし一部の座席からは木が花火を遮り、十分な観覧が不可能となった。市の担当者は「想定外の問題が発生した。来年以降は座席配置や周辺整備を徹底する」とコメントしている。
利用者への補償と信頼回復
有料席は特別な鑑賞体験を期待する観客のために設けられており、視界不良は信頼を大きく損なう事態となった。今回の補償は返金か次回優遇かを利用者が選べる方式で、市は「公平性と納得感を重視した」と説明している。今後は有料席の販売前に視界確認を徹底するなど、再発防止策が求められる。
地域イベントへの影響
鹿児島の夏を代表するイベントとして定着した同大会は、観光や地域経済への波及効果も大きい。今回の不具合は残念な出来事ではあるが、迅速な補償対応が行われることで、信頼回復と来年以降の来場者確保につなげられるかが焦点となる。