石丸伸二氏「聞け、国民！」絶叫演説に拍手　東修平氏と若手市長が大阪で訴えた改革の本気度

「聞け、国民！」石丸伸二氏が絶叫演説　東修平氏と若手市長が大阪で熱い共演

参院選大阪選挙区（改選数4）で無所属から立候補した東修平氏を応援するため、政治団体「再生の道」代表の石丸伸二氏が9日、大阪・ミナミの難波駅前で熱い演説を行った。聴衆が詰めかける中、「聞け、国民！」と絶叫し、支持を訴える姿に拍手と歓声が広がった。

石丸氏は、前広島県安芸高田市長として全国的な注目を集めた人物であり、同じく若くして市長となった東氏や芦屋市長の高嶋崚輔氏とは「改革派市長」として親交がある。今回の応援演説では、「若さだけで市長は務まらない。中身があるから選ばれた」と2人を力強く擁護し、世代交代を象徴する存在として絶賛した。

教育改革に世代の責任を　“再生の道”が訴える未来像

この日、石丸氏は東氏の到着前から選挙カーに立ち、「再生の道」代表として教育政策の重要性を訴えた。「次の世代のために、今の世代にしかできないことがある」と述べ、「教員の人材育成や学習環境の整備を通じて、未来を担う子どもたちを守る政治」を強調。これに対して聴衆からは大きな拍手が沸き起こった。

「久々に熱い演説聞いた。まさに“聞け、国民”だった」
「教育を本気で語ってる候補、こういう人を国政に送りたい」
「東さんも石丸さんも、ちゃんと中身があるから説得力がある」
「若手市長3人の並びに希望を感じた」
「“若い”だけじゃない、本気度が伝わってくる」

石丸氏が掲げる教育改革の根底には、「年功序列と硬直した仕組みでは未来を守れない」という問題意識がある。とくに予算の再配分や、学校現場の負担軽減、教員の待遇改善といった具体的な課題に触れる姿勢には、共感の声が多く上がっている。

若手首長がそろい踏み　“変える力”を示した一日

東修平氏、高嶋崚輔氏、石丸伸二氏――かつて最年少市長として注目を集めた3人がそろって登壇するという異例の光景に、現場は大きな熱気に包まれた。石丸氏は「この2人が市長になったとき、本当に時代が変わると思った」と振り返り、「若さではなく実力で選ばれたことがすごい。これは市民の目が確かだったということ」と強調した。

また、「この2人こそが日本の未来をつくる政治家だ」と訴え、「変える力を、今こそ国政に送ってほしい」と締めくくった。

彼らの登場は、既存政党の枠組みにとらわれない政治の可能性を感じさせるものであり、しがらみのない「無所属・地方発」のムーブメントが、選挙戦の一つの焦点になりつつある。

“熱狂”が本物の支持に変わるか

石丸氏の演説はネット上でも大きな反響を呼んでおり、動画が多数シェアされるなど、若者を中心に注目が集まっている。一方で、「パフォーマンスに過ぎないのでは」といった声も一部ではあるが見受けられる。

だが、演説の中で石丸氏が訴えた「声を上げる市民がいてこそ、政治は変わる」という姿勢は、政治参加が空虚になりがちな現代において、一定のリアリティと説得力をもって響いているのも事実だ。

改革の熱量と現実の課題が交差する中、若手政治家たちの挑戦がどこまで有権者の心を動かすか。その行方が注目されている。