2025-12-26 コメント投稿する ▼
川名中学校女子トイレ盗撮事件、保護者が厳罰化要求 抜き打ち点検すり抜け発覚
名古屋市立川名中学校で2025年12月24日に発覚した盗撮事件を受けて、2025年12月26日夜に保護者説明会が開催されました。 学校が2025年12月10日に実施したサーモグラフィによる抜き打ち点検では、カメラは発見されていませんでした。 名古屋市昭和区の川名中学校で2025年12月24日、女子トイレに小型カメラが仕掛けられているのが発見されました。
学校が2025年12月10日に実施したサーモグラフィによる抜き打ち点検では、カメラは発見されていませんでした。校長によると点検日は教頭と相談して決定しており、加藤容疑者の出勤日ではなかったということです。この事件は、名古屋市が2025年12月から導入した隠しカメラ探知対策の実効性に疑問を投げかける形となりました。
保護者説明会では、被害状況への不安の声とともに、学校で起きる性犯罪への厳罰化を求める意見が出されました。学校は2026年1月7日の始業式から常駐カウンセラーを1人増員し、生徒の心のケアに努めるとしています。
事件の経緯と対応
名古屋市昭和区の川名中学校で2025年12月24日、女子トイレに小型カメラが仕掛けられているのが発見されました。学校側は警察に通報し、愛知県警昭和署は同月25日、建造物侵入と愛知県迷惑行為防止条例違反の疑いで、吹奏楽部の外部顧問を務める会計年度任用職員の加藤謙吾容疑者を逮捕しました。
調べに対し、加藤容疑者は容疑を認め、「女子生徒の下半身が見たいと思った」と供述しています。警察は私用のカメラが使われたことを確認しており、押収したSDカードを解析して余罪の有無を調べています。
名古屋市教育委員会の聞き取りに対し、加藤容疑者は「2025年8月ごろから盗撮行為を行っていた」と話しているということです。勤務先の校長は「勤務態度はまじめだった」と証言しており、指導時は厳しくも生徒と良好な関係を築いていたとされています。
「うちの子が被害に遭っていないか本当に心配」
「抜き打ち検査があったのにカメラが見つからなかったって、どういうこと」
「学校で起こる性犯罪は厳罰化してほしい。やったことの重大さを理解させないと」
「信頼していた先生がこんなことをするなんて、誰を信じればいいのか」
「サーモグラフィで見つけられないなら、もっと違う方法を考えてほしい」
点検体制の課題が浮き彫りに
名古屋市は2025年9月に市立小学校教諭らが女子児童を盗撮し画像を共有した事件を受け、同年12月からサーモグラフィカメラによる隠しカメラ探知対策を導入しました。1台約5万円の機器を55台購入し、総額約250万円をかけて市立の全約400校で2026年3月までに順次点検する計画でした。
川名中学校では2025年12月10日に点検が実施されましたが、カメラは発見されませんでした。校長は「定期的及び随時点検をしているが、残念なことに今回見つけることができなかった。非常にショックを受けている。何より子どもたちに申し訳ない」と謝罪しました。
点検日の設定について、校長と教頭が相談して決めており、その日は加藤容疑者の出勤日ではなかったということです。この事実は、抜き打ち点検の実効性に重大な疑問を投げかけています。点検日程を事前に校内関係者が把握できる仕組みでは、犯行を隠蔽する時間的余裕を与えかねません。
保護者から厳罰化と対策強化の声
2025年12月26日夜に開かれた保護者説明会には217人が出席し、学校側の説明を受けました。出席者からは「自分の子が被害者になっていないか」という切実な声が上がったほか、学校で起こる性犯罪への厳罰化を求める意見が相次ぎました。
ある保護者は「やってしまったらどれだけ自分に跳ね返ってくるかをしっかり理解してもらって、学校で起こすことについては厳罰化をしていってほしい」と訴えました。また別の保護者の娘は事件を知り「気持ち悪い」と話しているといいます。
学校側は2026年1月7日の始業式から、常駐のカウンセラーを1人増員して生徒の心のケアに努めるとしています。しかし保護者の間では、カウンセリング体制の充実だけでなく、抜本的な再発防止策と厳格な処罰を求める声が高まっています。
名古屋市の広沢一郎市長は「市立学校に勤務する職員が盗撮目的で逮捕されたことに強い憤りを感じる。生徒の心のケアを最優先し、再発防止を徹底してほしい。逮捕された職員には厳正に対処していく」とコメントを発表しました。
今回の事件は、サーモグラフィ点検が導入されて間もないタイミングで発生し、新たな対策の限界を露呈する形となりました。点検日程の決定プロセスの見直しや、第三者機関による抜き打ち検査の導入など、より実効性の高い対策が求められています。