2025-10-07 コメント投稿する ▼
百田尚樹代表が河村たかし氏の告訴に猛反論 「ヌンチャク疑惑」に党内混乱拡大
有本香事務総長は「(共同代表の解任は)まだ決定していない」と説明した上で、「この半年の間にさまざまな問題があり、党としての対応を検討している」と述べ、百田氏の発言にも一定の理解を示しました。 百田氏は「今回の告訴で党の方向性が揺らぐことはない」と強調しましたが、内部の混乱が続けば有権者の信頼を取り戻すのは難しいでしょう。
保守党・百田代表が反論 河村たかし氏の告訴状提出に「ヌンチャク持って歩いてるんですか?」
日本保守党の百田尚樹代表(68)が7日、国会内で行われた定例会見で、同党共同代表の河村たかし衆院議員(75)から威力業務妨害と脅迫の疑いで刑事告訴された件について、強く反論しました。百田氏は「これは党と私の名誉を毀損するためのパフォーマンスにしか見えません」と語り、告訴の意図そのものに疑問を呈しました。
告訴状は東京地検特捜部に提出されましたが、現時点では受理されていません。記者団から「仲間だった相手に訴訟を起こされたことをどう受け止めるか」と問われると、百田氏は「そのまま河村さんに聞いてください。もし本当に問題があったなら、4月の時点で警察に駆け込むべきだった」と述べ、事件化のタイミングに不自然さを指摘しました。
「なぜこのタイミングで。どう見ても、竹上さんの辞任と関連するとしか考えられない」
「減税日本との特別友党関係を解消した直後に告訴するなんて、意趣返しとしか思えない」
「河村さんが本当に怒っているなら、半年も我慢しないはずだ」
「都議選の最中にYouTubeで“事件”を話した本人が、いまさら告訴とは矛盾している」
百田氏は、河村氏が主張する「ペットボトル投げつけ事件」についても、「そもそもその場にいた人間なら、そんなことが事実無根だと分かる」と否定。特に「ヌンチャクを振り回して追いかけてきた」とする証言に対しては、「議員会館でヌンチャクを持ち歩くわけがない」と苦笑交じりに反論しました。
党内対立が激化 “減税日本との関係解消”が引き金か
今回の告訴には、保守党内の人間関係と政治的対立が背景にあるとみられます。百田氏は、河村氏が代表を務める地域政党「減税日本」との特別友党関係を今月初めに解消したばかりで、「その直後の告訴は意趣返しに見える」と発言。党内の緊張関係が一気に表面化しました。
一方で、有本香事務総長は「(共同代表の解任は)まだ決定していない」と説明した上で、「この半年の間にさまざまな問題があり、党としての対応を検討している」と述べ、百田氏の発言にも一定の理解を示しました。
また、竹上裕子衆院議員が提出した離党届についても「まだ受理していない。発言内容を精査して対応を決める」とし、党内での分裂的動きが続いていることを示唆しました。
SNSで広がる“内紛劇”への困惑
この告訴騒動はSNS上でも注目を集めており、ヤフコメやXでは次のような反応が相次ぎました。
「保守党が“内ゲバ政党”になってしまうのでは」
「百田氏の言葉遣いが荒いのは確かだが、ヌンチャクはさすがにありえない」
「減税日本との関係が崩れた途端に告訴とは、政治的な匂いが強い」
「河村氏は説明責任を果たすべきだと思う」
「内輪もめに時間を使うより、国民のための議論をしてほしい」
百田氏と河村氏は、当初は保守的価値観を共有し、政党の立ち上げにも協力してきた関係でした。しかし、路線対立や人事方針の違いから徐々に亀裂が生じ、今回の刑事告訴で関係修復は困難になったとみられます。
“保守再編”どころか“内戦状態”? 政界への影響
今回の騒動は、次期衆院選に向けた保守再編にも影響を与えかねません。保守党は発足当初から「自民党に代わる保守政党」を掲げて支持を集めてきましたが、党幹部同士の対立が表面化すれば、政治的信用を失うリスクがあります。
百田氏は「今回の告訴で党の方向性が揺らぐことはない」と強調しましたが、内部の混乱が続けば有権者の信頼を取り戻すのは難しいでしょう。内紛が長引けば、政権批判や減税政策といった保守党本来のメッセージがかき消される懸念もあります。
河村さんの頭はどうなってるかと思いますよね。東京地検の人も大変だと思いましたよ
と百田氏は皮肉を交えつつ語りました。
事実関係は今後の捜査や司法判断を待つことになりますが、今回の告訴劇は「保守再編の象徴」と期待された政党に深刻なダメージを与えたことは間違いありません。