2025-09-25 コメント投稿する ▼
茂木敏充氏「連立枠組み拡大を進めたい」 自民総裁選で世代交代と物価高対策を主張
特に連立枠組みの拡大に積極姿勢を示した発言は、選挙後の政権運営を左右する可能性がある。 ただ、過去の派閥政治や長期政権への不信感が根強く、世代交代が本当に実現できるのかは不透明である。 茂木氏は「連立枠組みを広げることは進めていきたい」と明言した。 候補者調整を入り口にすると拡大は難しいと述べ、協議の順序に配慮が必要との認識を示した。
茂木敏充氏「連立枠組み拡大は進めたい」自民総裁選での姿勢
自民党総裁選(10月4日投開票)に立候補した茂木敏充=前幹事長は9月25日、インタビューに応じ、党内の世代交代や物価高対策、皇位継承問題など幅広く見解を示した。特に連立枠組みの拡大に積極姿勢を示した発言は、選挙後の政権運営を左右する可能性がある。
世代交代と「解党的出直し以上」の危機感
茂木氏は「新陳代謝はあらゆる組織に必要だ。今の自民党は解党的出直し以上の言葉を使わなければならないほど厳しい状況にある」と述べた。支持離れが進む中、世代交代を進め党の刷新を図る決意を示した。
ただ、過去の派閥政治や長期政権への不信感が根強く、世代交代が本当に実現できるのかは不透明である。有権者からも「言葉だけで終わるのではないか」という警戒が広がっている。
連立拡大の意向と候補者調整
茂木氏は「連立枠組みを広げることは進めていきたい」と明言した。首相指名選挙の前に進めることが望ましいとしつつ、政策合意の難しさを理由に実現は容易でないとした。候補者調整を入り口にすると拡大は難しいと述べ、協議の順序に配慮が必要との認識を示した。
しかし、国民からは「泥舟政権にさらに連立政党を巻き込むのか」との批判もある。経済・外交で信頼を得るための連立拡大だとしても、それが「泥舟連立政権」と見なされれば逆効果になる恐れがある。
物価高対策と地方交付金の制度設計
物価高対策では「生活支援特別地方交付金」を掲げ、国が一律給付する方式は参院選で支持されなかったと指摘。「都道府県ごとに基金を設け、自治体と調整して具体策を打つ」と説明した。
ただ、即効性が乏しいとの懸念が残る。参院選で示された民意は「早急な減税」であり、給付金中心の政策は国民の期待に反するとの批判も根強い。
皇位継承は男系男子を堅持
皇位継承については「男系男子を前提にする考えだ」と断言。現状の喫緊の課題は皇族数の確保であるとし、「静謐な環境の下で超党派の合意形成を進めたい」と述べた。だが立憲民主党との溝は依然埋まっておらず、今後の協議が注目される。
SNS上では多様な反応が出ている。
「連立拡大は泥舟連立政権を作るだけだ」
「減税ではなく給付金か、民意を無視している」
「男系男子固執は時代錯誤」
「世代交代を言うなら自分も身を引くべき」
「解党的出直し以上と言うが、実行できるのか疑わしい」
国民からの不信感は根強く、茂木氏の発言は党改革の決意表明であると同時に、その限界を映し出すものとなった。