2025-03-16 コメント投稿する ▼
「オール沖縄」結束へ、高良鉄美氏が参院選出馬を断念 新たな統一候補の行方は?
■出馬を見送る理由
- オール沖縄の結束を優先
高良氏は取材に対し、「自分が候補になると、オール沖縄がまとまらない」と語り、団結を最優先した決断であることを強調した。「勝つためには、一致団結することが不可欠だ」と述べ、選挙戦の厳しさをにじませた。
- 後継候補の指名はせず
今後については、「オール沖縄の統一候補に選ばれた方を全力で支援したい」と話し、後継者の指名はしない考えを示した。
■社大党の対応
- 高良氏の意向を尊重
社大党は15日に中央執行委員会を開き、党として擁立を決めていた高良氏の出馬について、本人の意向を尊重する方針を確認した。
■オール沖縄内部の対立
- れいわ新選組との溝
「オール沖縄」は、昨年10月の衆院選で選挙態勢の乱れが生じたことで、内部の対立が表面化していた。特に、れいわ新選組が沖縄1区に新人候補を擁立したことを巡り、共産党の小池晃書記局長が「オール沖縄の団結を破壊する行為」と批判。これに対し、れいわの山本太郎代表は「オール沖縄は選挙互助会に落ちぶれた」と突き放し、「歴史的な役割は終わった」とまで言い切った。
- 政策のズレも影響
れいわ新選組が財政支援や減税を前面に打ち出している一方で、その財源について明確な説明がないことも問題視されている。こうした方針の違いも、オール沖縄内部の温度差を広げる要因となっている。