2025-03-16
「オール沖縄」結束へ、高良鉄美氏が参院選出馬を断念 新たな統一候補の行方は?
今夏に行われる参院選沖縄選挙区に立候補する意向を示していた現職の高良鉄美氏(71)が、16日に出馬を断念することを決めた。17日に社大党の事務所で記者会見を開き、正式に表明する予定だ。
■出馬を見送る理由
- オール沖縄の結束を優先
高良氏は取材に対し、「自分が候補になると、オール沖縄がまとまらない」と語り、団結を最優先した決断であることを強調した。「勝つためには、一致団結することが不可欠だ」と述べ、選挙戦の厳しさをにじませた。
- 後継候補の指名はせず
今後については、「オール沖縄の統一候補に選ばれた方を全力で支援したい」と話し、後継者の指名はしない考えを示した。
■社大党の対応
- 高良氏の意向を尊重
社大党は15日に中央執行委員会を開き、党として擁立を決めていた高良氏の出馬について、本人の意向を尊重する方針を確認した。
■オール沖縄内部の対立
- れいわ新選組との溝
「オール沖縄」は、昨年10月の衆院選で選挙態勢の乱れが生じたことで、内部の対立が表面化していた。特に、れいわ新選組が沖縄1区に新人候補を擁立したことを巡り、共産党の小池晃書記局長が「オール沖縄の団結を破壊する行為」と批判。これに対し、れいわの山本太郎代表は「オール沖縄は選挙互助会に落ちぶれた」と突き放し、「歴史的な役割は終わった」とまで言い切った。
- 政策のズレも影響
れいわ新選組が財政支援や減税を前面に打ち出している一方で、その財源について明確な説明がないことも問題視されている。こうした方針の違いも、オール沖縄内部の温度差を広げる要因となっている。
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2025-03-17 09:25:35(先生の通信簿)
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