2025-03-06 コメント: 1件 ▼
福岡県知事選、NHKのミスで届け出遅延 新藤氏第一声に影響
■トラブルの詳細
届け出が遅れたのは、諸派から立候補した新藤伸夫氏(76)。新藤氏は、受付開始時間の午前8時半前に県庁に到着し、供託金300万円の納付を証明する書類を提出。しかし、県選挙管理委員会からは、その書類が原本ではなくコピーだとして受理を拒否された。
新藤氏は、自宅の近くにある京都の法務局で供託金を納付したと説明し、受け取った書類を使って手続きを進めてほしいと頼んだが、県選管はそれを受け入れず、法務局からは再発行できないと伝えられた。
その後、問題が判明する。実は、新藤氏が5日夜に政見放送の事前受付のためにNHK福岡放送局を訪れた際、供託金の書類の原本を預けていた。NHKの職員は、原本を複写するために預かったが、返却時に誤ってコピーを渡してしまったのだ。
■影響とその後の対応
このミスによって、新藤氏は届け出順を決めるくじ引きに参加できず、予定していた第一声の時間も午前10時から変更を余儀なくされた。
新藤氏はその後の取材で、「ミスはどこでも起こりうることだが、書類確認の仕組みを改善してほしい」とコメント。また、NHK福岡放送局も謝罪の意を示し、「今後は複数の担当者で確認するなど、再発防止に取り組んでまいります」と語った。
■立候補者と選挙戦
福岡県知事選には、以下の4人が立候補している。
- 弁護士の吉田幸一郎氏(45)
- 現職の服部誠太郎氏(70)
- 自営業の藤丸貴裕氏(48)
- 新藤伸夫氏(76)