仲村未央氏、沖縄県議補選へ再挑戦

前県議の仲村未央氏（52）は、3月9日に投開票が予定されている沖縄県議会議員補欠選挙（沖縄市区、欠員2）に、立憲民主党公認で出馬する意向を12日に表明した。仲村氏は今年1月の沖縄市長選に立候補したが、落選していた。同氏は玉城デニー県政に対して与党的立場を取っている。県議補選は2月28日に告示される予定だ。

仲村氏は「これからもどんな時でも弱い立場にある者の視点で政治を動かしていく」と述べ、引き続き社会的弱者の視点から政治活動を行う意向を示した。

仲村未央氏の経歴

1972年5月24日生まれ、沖縄市山内出身。
琉球大学法文学部社会学科マスコミ学専攻を卒業後、1995年に琉球新報社に記者として入社。政治部県政担当などを務めた。
2002年から沖縄市議会議員を2期務め、2008年からは沖縄県議会議員を4期務めた。
2024年の沖縄市長選に立候補したが、落選した。
仲村氏は、教育や社会福祉の分野での取り組みを通じ、当事者目線で物事を考え、共に解決策を模索する姿勢が評価されている。不登校の子どもや知的障害のある若者の学ぶ権利を支援するため、現行の制度に挑みながら粘り強く問題解決に取り組む姿は、多くの人々から信頼を集めている。

今回の県議補選には、仲村氏の他にも立候補の動きが見られる。沖縄市議会議員補欠選挙が1月26日に行われ、無所属のたかえすみどり氏（47）が当選しており、今後の県議補選にも影響を与える可能性がある。

県議補選の告示は2月28日で、投開票は3月9日に行われる予定だ。仲村氏の再挑戦がどのような結果をもたらすのか、注目が集まっている。