2025-12-28 コメント投稿する ▼
野田聖子元総務相がセクハラ暴露、少子化会議設置時に男性議員から出産強要発言
自由民主党(自民党)の野田聖子元総務相氏が、2025年12月28日放送の報道特別番組でかつて男性議員から受けたセクハラ発言を明かしました。少子化対策関係閣僚会議を設置した際、男性議員から子どもを産むよう求める心無い言葉を浴びせられたと暴露し、インタビュアーの膳場貴子氏も絶句する場面がありました。
女性は火消し役で使い捨て
番組では、2025年10月に誕生した高市早苗首相氏を振り返る中で、総裁選に立候補した経験のある野田氏、小池百合子都知事氏、上川陽子元外相氏らにインタビューを実施しました。
野田氏は高市氏、小池氏とともに1993年の衆議院選挙で初当選した同期です。1998年の小渕内閣では郵政大臣として初入閣を果たしましたが、当時の政権は支持率が低く崖っぷち内閣と呼ばれていました。野田氏は自身の抜擢について、ただのイメージアップだったと振り返っています。
インタビューで野田氏は、自民党の過去の体質について苦言まじりに語りました。男性がスキャンダルを起こしたところに女性が必ず行くと説明し、火消し役として使われるが、状況が安定すると追い出されてしまうと指摘しました。女性は真面目に頑張るが、結果的に使い捨てにされる実態を明らかにしています。
「こんな会議をするより、まず女のあんたが生んだらどうだって言われた」
「セクハラが日常茶飯事だった時代だなんて信じられない」
「女性議員は火消し役で使われるだけなんて酷すぎる」
「野田さんの勇気ある告白に感謝したい」
「今もこういう体質は残ってるんじゃないの」
少子化担当なのに子を産めと暴言
野田氏はセクハラが日常茶飯事だったとも回想しました。少子化対策関係閣僚会議を作った際、男性議員からこんな会議をするより、まず女のあんたが生んだらどうだと言われたと明かしました。少子化対策を担当する閣僚に対し、個人の出産を強要するような発言は、政策と個人の問題を混同した典型的なセクハラといえます。
この発言を聞いた膳場氏は、信じられないとあきれた様子でうつむきました。野田氏自身は不妊治療の末、2011年に重い障害のある男児を出産していますが、当時は不妊に悩む時期でもありました。そうした背景を知らない男性議員からの心無い言葉は、野田氏にとって大きな精神的負担だったと推測されます。
女性初の首相は高市氏に
野田氏は1993年初当選で、自民党の女性衆議院議員第一号として政界の聖子ちゃんと呼ばれました。1998年には37歳10カ月で郵政大臣に就任し、当時の史上最年少閣僚記録を樹立しています。女性初の首相候補として期待されていましたが、2021年の総裁選では63票にとどまり落選しました。
結局、女性初の首相は同期の高市氏が2025年10月に実現しました。野田氏は総裁選に6回出馬を表明しましたが、実際に立候補できたのは1回のみで、推薦人を集めることができませんでした。政治アナリストは、野田氏には強力な後ろ盾がいなかったことが高市氏との明暗を分けたと分析しています。