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2025-03-26 コメント: 0件
2025年3月26日、参議院予算委員会では、2025年度予算案に関する一般質疑が行われ、公明党の塩田ひろあき議員が視覚障がい者の横断歩道における安全対策について質問しました。塩田氏は、横断歩道の白線間隔の変更が視覚障がい者に与える影響を指摘し、改善を求めました。 ■ 横断歩道の白線間隔変更に対する懸念 2024年7月の法改正により、横断歩道の白線間隔は最大90センチまで広げることができるようになりました。この変更について、視覚障がい者団体からは「白杖で線の位置がわかりにくくなった」との声が上がっています。塩田氏は、こうした変更を実施する際には、視覚障がい者をはじめとする関係者の意見を十分に聴くべきだと強調しました。 ■ 情報提供と安全対策の強化 さらに塩田氏は、視覚障がい者が安全に横断できるよう、エスコートゾーンや音響式信号機、歩車分離式信号機の設置箇所を各都道府県警察本部のホームページに掲載するなど、情報提供をもっと充実させるよう求めました。こうした取り組みが視覚障がい者の安全確保に繋がると訴えました。 坂井学国家公安委員長は、視覚障がい者の意見を丁寧に聴き、安全確保に向けた取り組みを警察に指導していくと述べ、関係機関の協力を約束しました。 ■ 住宅手当制度の創設も訴え また塩田議員は、視覚障がい者の安全対策にとどまらず、中間所得層の子育て世帯や若者向けに新たな住宅手当制度の創設を提案しました。これにより、住宅費の負担が軽減され、より多くの世帯が安定した生活を送れるようになることが期待されています。 ■ 視覚障がい者の視点を大切に 視覚障がい者の安全な移動を確保するためには、道路の整備や信号機の設置に際して、視覚障がい者の視点をしっかりと取り入れることが大切です。例えば、広島市では、白線間隔の変更に対し、「白杖での認識が難しくなる」といった懸念が寄せられており、このような問題を解決するためには慎重な検討が必要です。 さらに、エスコートゾーンや音響式信号機の設置が進んでいるものの、まだ十分に行き届いていない地域もあります。視覚障がい者が安全に横断できるよう、こうした設備の普及を進めることが求められています。
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