2025-10-16 コメント投稿する ▼
杉村太蔵氏が安住淳幹事長を批判、野田佳彦代表に感じ悪いと断言し苦笑させる
ってみんな言ってます」と断言したことに、野田氏は苦笑しながら応じる形となりました。 野田氏が言葉に詰まると、杉村氏は「安住さんによろしく言って下さい、もうちょっとこうしないと」と、相手を持ち上げるポーズをしながら主張しました。 安住氏は2025年10月14日の記者会見で、玉木氏を「玉木」と呼び捨てにする場面がありました。
杉村氏が安住氏の態度を問題視
番組では、前日の2025年10月15日に行われた自民党の高市早苗総裁氏と日本維新の会(維新)の吉村洋文代表氏による党首会談を特集していました。この会談で吉村氏は、政策協議がまとまれば首相指名選挙で高市氏に投票する考えを示しており、野田氏は維新の態度は確定したものではないとして、野党統一候補擁立をあきらめない姿勢を見せていました。
その議論の最後に、杉村氏が野田氏に対して「最後、野田さん、部下の安住さん。もう少しお行儀良くされた方がいいんじゃないですかね」と声のトーンを上げて質問しました。杉村氏は「玉木!とか藤田君!とか、あんなに威張っちゃったら、交渉にならなくないですか」と、安住氏が国民民主党(国民民主)の玉木雄一郎代表氏を呼び捨てにし、維新の藤田文武共同代表氏を「君」付けで呼んでいることを問題視しました。
「安住さんの態度って本当に横柄に見える」
「野党同士で協力するのに上から目線はまずいでしょ」
「あの話し方じゃ国民民主も維新も嫌になるよね」
「立憲民主は与党になりたいのか野党のまま批判してたいのかわからない」
「政治家の態度って有権者もよく見てるから気をつけた方がいい」
野田氏は苦笑、杉村氏は「感じ悪い」と断言
杉村氏はさらに「もうちょっと安住さんにマイルドに、相手を持ち上げるとかやらないと、感じ悪くないですか」と畳みかけました。スタジオに笑いが漏れる中、画面越しの野田氏も苦笑しながら「相手がどう受け止めるかだと思うんですけど。昔から、ま、そういう関係の」と答えようとしましたが、杉村氏はさえぎるように「だから感じ悪い!ってみんな言ってますよ。ものすごく感じ悪いって」と断言しました。
野田氏が言葉に詰まると、杉村氏は「安住さんによろしく言って下さい、もうちょっとこうしないと」と、相手を持ち上げるポーズをしながら主張しました。番組司会の谷原章介氏から安住氏が訴える野党の「数合わせ」の必要性を問われると、野田氏は「やらないといけないと思ってます、引き算ばかり考えているんじゃなく、どうやって足し算できるかということを考えないと意味がないと思ってます」と強調しました。
安住氏の強気な発言が波紋
安住氏は2025年10月14日の記者会見で、玉木氏を「玉木」と呼び捨てにする場面がありました。公党の記者会見で他党の代表を呼び捨てにするのは異例です。安住氏は一度「あ」と間を置いた上で「玉木代表はたぶん、今、いろいろお考えになっておられるだろうから」とややたどたどしい敬語で言い直していました。
また同じ会見で、維新の藤田氏についても「藤田君も出てくると言っているんだから」と「君」付けで呼んでいました。安住氏は衆院当選10回のベテランで、藤田氏は当選3回、玉木氏は当選6回と、いずれも安住氏より当選回数が少ないものの、公党の代表や共同代表という立場への配慮が欠けているとの批判が出ていました。
野党統一候補めぐる安住氏の本音
安住氏は野党統一候補の擁立に向けて積極的に動いており、2025年10月14日の会見では「自民党を上回るには48人の賛同者が必要なので、執念で、本当に政権を替えるというのだったら死に物狂いで、どんなお考えであってもこの48人の票を集めるしかない」と述べていました。また「場合によっては野田を降ろしてでもやらせてくださいと言っているんですよ」と、野田氏すら降ろす覚悟があることを示唆していました。
玉木氏が安全保障やエネルギー政策での基本政策の一致を求めていることについては「理念は大事だが、きれい事でごまかしているうちは本当ではない」と苦言を呈していました。こうした安住氏の強気な姿勢は、数合わせを優先するあまり他党への配慮を欠いているとの指摘を招いています。
当事者からも「行儀が悪い」との声
実は2025年10月15日の野党3党首会談でも、安住氏の態度が話題になっていました。玉木氏は翌16日の番組出演で、会談の雰囲気について「立憲の安住幹事長の態度が悪いっていうのは3人とも一致して」と明かしています。玉木氏は「ごめんごめん、『態度』じゃなくて『行儀』が悪いと。これで会の冒頭で一致しまして」と訂正しながら、野田氏も含めた3党首が安住氏の行儀の悪さで意見が一致したことを証言しました。
安住氏自身も2025年10月15日に自身のメルマガで「そうだ、今日から玉木くんを弟のように可愛がろうと思う」と投稿しており、その後の番組出演で「これは本人に言ったことをそのまま」と説明していました。しかし、このような上から目線の発言が、野党連携の障害になっているとの批判も出ています。
今回の杉村氏の指摘は、多くの国民が感じている安住氏の態度への違和感を代弁したものと言えるでしょう。野党統一候補の擁立に向けた協議が続く中、立憲民主のキーパーソンである安住氏の言動が、今後の野党連携の成否を左右する可能性があります。