2025-07-16 コメント投稿する ▼
米山隆一議員が神谷宗幣代表に反論「報道は当然」 参政党候補の虚偽発言めぐり議論白熱
米山隆一議員「虚偽を報道するのは当然」 神谷代表の“報道批判”に真正面から反論
参政党候補の“共産党中傷”で告訴 報道に苦言の神谷氏へ米山氏が一刀両断
名誉毀損と公職選挙法違反(虚偽事項の公表)で刑事告訴された参政党の候補者をめぐり、報道に苦言を呈した神谷宗幣代表に対し、立憲民主党の米山隆一衆議院議員が鋭く反論を展開した。
問題の発端は、2025年参院選に出馬している参政党の初鹿野裕樹氏が、自身のX(旧Twitter)で共産党に関して「仲間が殺害された」「殺害方法も残虐で、今でも恐怖を感じている」などと投稿したこと。これに対して共産党神奈川県委員会は16日、神奈川県警に対して刑事告訴を行った。
その報道が各メディアで相次ぐと、神谷宗幣代表は「告訴だけで記事にしますか?」「なんなんだ、日本のメディアは」と投稿し、報道のあり方に疑問を呈した。
これに対し、米山隆一議員は17日、神谷氏の投稿を引用する形で反論。「それを報道するのは当たり前」「虚偽による選挙を容認しているに等しい」と批判した。
「これは言ってくれてスカッとした」
「米山さんが正論。報道は民主主義の柱」
「告訴された内容が問題でしょ、報道じゃなくて」
「こういう時、米山議員の論理力は本当に頼もしい」
「言論の自由と責任を両立させる姿勢に好感持てる」
「報道するな」は“虚偽選挙の容認” 米山氏の指摘が突いた核心
米山議員の発言は極めて明快だった。問題視されたのは報道行為ではなく、そもそもの発言が“明確な虚偽”である点にあるとしたうえで、「いくら選挙中でも、事実無根の中傷が許されるわけではない」と語気を強めた。
さらに、「それを批判する神谷氏は、虚偽による選挙を容認しているという事になる」と指摘。言論の自由と政治家の発信責任の線引きを問う発言は、SNS上でも広く支持を集めた。
米山氏は過去にも、虚偽情報や誤報、政治家の言動に対して冷静かつ理路整然とした反論を行ってきたことで知られる。今回の対応も、まさに「言論には責任が伴う」という基本を、改めて政治の現場に突きつけた形だ。
米山議員の姿勢に支持広がる 一方で神谷氏には批判集中
米山議員の投稿は瞬く間に拡散され、「よくぞ言ってくれた」「これが政治家のあるべき姿」といった支持の声が相次いだ。一方で、神谷代表の“報道批判”には「メディアを敵視することで問題をそらしているだけ」と冷ややかな視線が向けられている。
SNS上では、
「言論を制限しようとする神谷氏の姿勢は怖い」
「米山さん、今回ばかりは本当に頼もしい」
「政治家が虚偽を撒き散らしても報道するなって本末転倒」
「参政党の体質が透けて見える」
「報道を“選挙妨害”扱いするのは危険な兆候だ」
といった反応が目立った。
今回の一件は、単なるSNSの炎上ではなく、「候補者の発言」と「報道の自由」、そして「政治家の責任」という三つの問題を浮き彫りにした。
“事実に基づく政治”を貫く姿勢 米山隆一の存在感
かつて新潟県知事を務め、現在は立憲民主党の政策通として知られる米山隆一議員。今回の発言は、政治家としての「ファクト重視」「透明性重視」の立場をあらためて示したものでもある。
本人の法的知識と発信力を武器に、安易な陰謀論やデマに乗らない冷静なスタンスを貫く姿勢は、昨今の「ノイズだらけ」の政治空間において一つの指針となり得る。
一方で、今回のような一線を越えた発言を擁護する政治家が現れること自体が、日本の民主主義のリスクであることもまた、浮き彫りになった。