2025-05-03 コメント: 7件 ▼
西田亮介氏の暴言でReHacQ対談が崩壊 米山隆一氏が語る“2時間の沈黙と苦痛”の舞台裏
ReHacQ対談は“対話崩壊” 西田亮介氏の態度に米山隆一氏が苦言
2025年4月29日に配信された政治対談番組「ReHacQ」での出来事が、政治・メディア界隈で波紋を広げている。番組には日本大学の西田亮介教授と、衆議院議員の米山隆一氏が出演。対談形式で「SNSと政治」などを議論する予定だったが、米山氏は自身のSNSや公式発信を通じて、「議論にならなかった2時間だった」と振り返っている。
出演の背景と条件提示
番組出演のきっかけは、「西田氏との対談をセットしたい」とするReHacQ側からの打診だったという。米山氏は以前、西田氏とのメール上でのやり取りにおいて「侮辱的で理不尽な応対を受けた」として当初出演を渋っていたが、番組側から「西田氏は出演を了承済み」との説明があり、次の条件を提示した。
* 牧原出・東京大学教授をコーディネーターとすること
* 著作権は双方が保有し、同時配信を可能とすること
これらの条件に西田氏も同意していたことから、米山氏は出演を決断したという。
冒頭から緊迫、罵声の連続
しかし、番組開始直後から事態は一変する。西田氏は開口一番、同時配信に対し強く反発し、
「なんで勝手に配信するんだ!」
と高圧的な姿勢を示したという。米山氏が説明を試みようとしても発言はことごとく遮られ、以降の2時間は議論というより一方的な罵声の応酬だったと明かした。
「あの2時間は、ただの罵倒であって、対話ではなかった」
と語る米山氏の証言からは、対談という体を成していなかった様子がうかがえる。進行役の牧原氏や司会の高橋弘樹氏も一定の制止を試みたが、状況の改善には至らなかった。
精神的な打撃と“謝罪なし”の余波
精神的にも大きなダメージを受けたとする米山氏は、
「人は理不尽な扱いを受け続けると、自分が悪いのかと思ってしまう」
と、その場の空気と心境を吐露。番組終了後も、西田氏・牧原氏のいずれからも謝罪の言葉はなかったという。SNS上でも「対談ではなく一方的な攻撃だったのでは」と疑問視する声が一部で上がっている。
また米山氏は、過去に感情的になりすぎた投稿の一部については削除したと明かしつつも、当日も「日本大学教授」として登場した西田氏がその肩書を公に使っていた以上、同大学にも一定の責任があるとの認識を示している。
政治とメディアの“対話の質”が問われる
今回の一件は、単なる出演者間のトラブルにとどまらず、政治家と研究者による公共の場での議論のあり方を問い直す契機となった。米山氏は最後に、
「楽しみにしていた視聴者には深くお詫びしたい。準備を重ねて臨んだが、対談とは呼べない結果になってしまった」
と述べ、真摯な姿勢で騒動を総括した。
今後、メディアプラットフォームが政治的な討論の場をどう設計していくのか、そして出演者のモラルと責任がどう問われていくのかが注目される。