2025-09-23 コメント: 1件 ▼
米山隆一が排外主義批判、高市早苗と玉木雄一郎発言をめぐる論点と国民の不安
米山氏は、米国で排外主義を掲げる政治家が持て囃された結果、社会の分断や混乱を招いたと指摘しました。 米山氏は「証拠がないにもかかわらず、外国人を悪者に仕立てることは民主主義に悪影響を与える」との立場をとっています。 多くの人が問題視しているのは、外国人が日本国内で犯罪や迷惑行為をした場合に、そのまま国外に逃げてしまうリスクです。
発端となった発言と奈良県の説明
自民党の高市早苗氏は「日本人の気持ちを踏みにじって喜ぶ人が外国から来る」と発言しました。国民民主党の玉木雄一郎氏も「外国人がやっていたとしたら、けしからん」とコメントしました。いずれも、特定の外国人が日本国内で何らかの迷惑行為を行ったと示唆するような内容です。
しかし奈良県は「そのような証拠は確認できない」と説明しました。現時点では、外国人が関与した確たる事実はないというのが行政の立場です。にもかかわらず、政治家の発言は一部の有権者に強い印象を残しました。
米山隆一の批判と問題提起
米山隆一衆議院議員は、自身のXでこの件を批判しました。排外主義を煽る発言を政治リーダーが行うことは極めて危険だと警鐘を鳴らしたのです。米山氏は、米国で排外主義を掲げる政治家が持て囃された結果、社会の分断や混乱を招いたと指摘しました。
米山氏は「証拠がないにもかかわらず、外国人を悪者に仕立てることは民主主義に悪影響を与える」との立場をとっています。政治家は事実に基づき冷静に議論を進めるべきだという姿勢を示しました。
日本人の気持ちを踏みにじって喜ぶ人が外国から来る
外国人がやっていたとしたら、けしからん
奈良県によればその様な証拠はない
こうやって排外主義を煽る政治的リーダーを持て囃した成れの果てが現在の米国
証拠なき外国人非難は民主主義を損なう
国民の懸念と論点のずれ
一方で、国民が抱く懸念を無視して排外主義批判にすり替えるのは論点ずらしだという意見も根強くあります。多くの人が問題視しているのは、外国人が日本国内で犯罪や迷惑行為をした場合に、そのまま国外に逃げてしまうリスクです。実際に過去には、国外に出て捜査が難航した例もありました。
つまり、国民が求めているのは「外国人排除」そのものではなく、治安上の現実的なリスクへの対応です。米山氏が一方的に排外主義と断じることで、国民が抱える不安の核心を議論から外してしまっているという批判が出ています。
排外主義の影響と求められる政治姿勢
排外主義を煽る発言は、短期的には拍手を集めるかもしれません。しかし長期的には社会の分断を深め、冷静な議論を妨げます。米国や欧州の例でも、外国人を敵視する政治運動が民主主義の劣化や治安不安につながったとされています。
同時に、国民の治安や安心への不安を軽視することもまた危険です。政治家には、証拠を基に事実関係を丁寧に説明しつつ、国民の懸念にも真摯に応える姿勢が求められます。排外主義を避けながらも、犯罪防止や再発防止策を整える政策が必要です。外国人の在留制度や捜査協力の仕組みを改善することで、両立は可能です。