2025-08-28 コメント投稿する ▼
米山隆一氏「自業自得」石丸伸二氏退任で再生の道の人材使い捨てを批判
米山隆一氏、石丸伸二氏退任をめぐり「自業自得」
立憲民主党の米山隆一衆院議員(57)が28日、Xを更新し、政治団体「再生の道」を率いてきた石丸伸二代表(43)の退任についてコメントした。米山氏は立民の藤原規眞衆院議員が投稿した「使い捨てにされた『ハイクラス人材』の方々は何を思うのだろう」という指摘を引用し、「そこはしかし、自業自得ですよね」と切り捨てた。
石丸氏は27日の会見で、9月17日付で代表を退任し、15日に行われる代表選考会で新代表を決める方針を明らかにした。都議選と参院選に計52人を擁立したものの、全員落選。知名度の高い石丸氏は退任後、団体の運営にも関わらないとし、事実上の「看板降板」が確定した。
米山氏の指摘「人を大事にしないトップ」
米山氏は藤原氏の投稿に「自らの判断でその組織に入ったのだから、自分がそういう扱いを受ける可能性は理解しておくべきだった」と強調。そのうえで「結局、人を大事にしない組織トップを持つと、自分も大事にされない」と述べ、石丸氏のリーダーシップを批判した。
藤原氏の「使い捨て」という表現は、石丸氏のもとに集まった候補者たちが結果的に一方的に切り捨てられた形を指す。米山氏はこの見方を共有しつつ、「小馬鹿にするような態度を是とした時点で自己責任」と突き放した形だ。
再生の道に残る「使い捨て」イメージ
再生の道は、石丸氏の知名度を背景に短期間で候補者を集めたものの、選挙での成果はゼロ。候補者たちが石丸氏のカリスマ性に依存していた実態が浮き彫りになった。トップが退いた後の組織運営は不透明で、「看板に集められただけ」というイメージが残る。
ネット上では今回のやりとりをめぐりさまざまな声が飛び交った。
「米山氏の言う通り、自ら選んで入った以上は自己責任」
「石丸氏の人を軽視する態度は前から問題視されていた」
「利用されただけと嘆くのは筋違い」
「結局、組織の体質を見抜けなかった人材も甘い」
「人を大事にしないリーダーの下では組織も育たない」
こうした反応は、石丸氏への失望とともに、候補者たちの判断力への批判も含んでいる。
石丸氏退任で「再生の道」はどこへ
石丸氏が代表を退いた後、再生の道が存続できるかは不透明だ。参院選での全敗は組織力の欠如を示しており、「石丸人気頼み」の体質が否応なく露呈した。米山氏の指摘は、政治組織におけるリーダーの資質と、人材の扱いの在り方に改めて焦点を当てている。
「人を大事にしないトップの下では、誰も大事にされない」という言葉は、石丸氏の退任劇を象徴的に切り取るものであり、今後の「再生の道」に突きつけられた最大の課題でもある。