2025-09-30 コメント投稿する ▼
立憲民主党「次の内閣」外国人政策に黒岩宇洋氏 安住淳氏「一定数来てもらい共生」
法務相ポストには黒岩宇洋氏=衆院議員=を起用し、担当分野として外国人政策を加えた。 安住淳氏=幹事長=は「目玉人事だ」と強調し、黒岩氏に法務行政と外国人政策の両方を託す考えを示した。 外国人政策を党の主要課題に位置付けた。 安住氏は「ルール作りに最も精通している」と述べ、外国人政策に法務的な視点を持ち込むことを期待した。
立民「次の内閣」外国人政策担当に黒岩宇洋氏
立憲民主党は9月30日、党の政策決定機関「ネクストキャビネット(次の内閣)」の新体制を発表した。法務相ポストには黒岩宇洋氏=衆院議員=を起用し、担当分野として外国人政策を加えた。安住淳氏=幹事長=は「目玉人事だ」と強調し、黒岩氏に法務行政と外国人政策の両方を託す考えを示した。
外国人受け入れと共生を強調
安住氏は会見で「規制をきちんとやるが、多様性を重視する」と説明し、受け入れと管理の両立を重視する姿勢を示した。特に地方では人材不足が深刻だとし、「経済や地域社会を回すには一定数の外国人に来てもらい、それを生かしながら共生することが基本だ」と発言。外国人政策を党の主要課題に位置付けた。
黒岩氏は菅直人政権下で法務政務官を経験しており、法務行政への理解が深い。安住氏は「ルール作りに最も精通している」と述べ、外国人政策に法務的な視点を持ち込むことを期待した。
参院選総括と外国人問題
立憲民主党は直近の参院選を「事実上の敗北」と総括。その中で「外国人問題は潜在的な不満が高いテーマ」と位置づけていた。多文化共生を掲げつつも、課題への具体的対応を欠けば信頼を失いかねないと危機感を抱いている。今回の黒岩氏起用は、こうした背景からの人事といえる。
「地方の人手不足は切実だ」
「外国人と共生する姿勢を明確にした」
「ルールと多様性の両立が必要だ」
「黒岩氏の法務経験に期待がかかる」
「選挙総括を踏まえた布陣だ」
課題は制度整備と国民理解
安住氏は「多文化共生」と「規制の厳格化」の双方を掲げるが、具体的な制度設計はこれからだ。外国人労働力を受け入れつつ不法就労や社会摩擦を防ぐルールづくりは難題である。党内外で慎重な議論が必要になる。
立民が今回の人事で打ち出したのは、外国人政策を党の「表の課題」として掲げる姿勢だ。国民生活に直結する人材不足と地域社会の持続性に応える政策を提案できるかが、今後の支持拡大の鍵となる。