2025-08-13 コメント投稿する ▼
西村元経産相が靖国神社参拝 平和誓いとともに党の将来に言及
西村元経産相、終戦の日を前に靖国神社参拝
15日の「終戦の日」を前に、自民党旧安倍派幹部である西村康稔元経済産業大臣が、13日朝、東京・九段の靖国神社を訪れ参拝した。西村氏は例年この時期に参拝しており、今年も午前8時半ごろに姿を見せた。境内では静かに手を合わせ、英霊への追悼の意を表した。
英霊への祈りと平和への決意
参拝を終えた西村氏は記者団の取材に応じ、「祖国を思い家族を案じながら戦禍に倒れた英霊の安らかに眠られんことを心からお祈り申し上げ、日本の平和と繁栄のために全力を尽くすことを誓った」と語った。さらに「世界の平和のために日本として積極的に行動していかなければならないと改めて決意した」と述べ、国内外の安定に向けた政治家としての覚悟を示した。
党の行方に言及、臨時総裁選にも触れる
西村氏は今後の党運営にも言及し、「この夏、国際情勢にも思いをはせながら静かな環境で日本の将来のことを考えていきたい」と話した。
先月には、自身のSNSで参議院選挙の敗北を受け、臨時の総裁選挙を実施すべきだとの考えを示しており、今回の発言もその延長線上にあるとみられる。石破政権下での党改革や体制刷新に向けた議論が、夏以降に一層活発化する可能性がある。
ネット上の反応
この動きに対し、ネット上ではさまざまな意見が寄せられている。
「この時期に靖国参拝する姿勢は変わらないのは評価できる」
「平和の誓いと政治改革の話を同時に語るのは珍しい」
「臨時総裁選の提案は党内でどう受け止められるのか注目」
「靖国参拝を続ける政治家が少なくなっているのは残念」
「国際情勢に思いをはせると言うが、具体策も示してほしい」
こうした反応からも、西村氏の発言や行動は、単なる儀礼的参拝にとどまらず、今後の自民党内政局にも影響を与える可能性があることがうかがえる。
参院選大敗後、党内では執行部の責任や体制見直しを求める声が強まっている。西村氏の靖国参拝とその後の発言は、政治信条の発露であると同時に、党改革やリーダーシップ論を巡る議論への布石ともなり得る。夏以降、党内情勢が緊迫化する中で、西村氏の動きがどのような波紋を広げるのか注視される。