2026-02-25 コメント投稿する ▼
西村康稔選対委員長が旧安倍派会合を主催、約20人結集に党内警戒感
自民党選挙対策委員長の西村康稔氏が中心となり、旧安倍派議員約20人が2026年2月25日夜に東京都内で会合を開きました。西村選対委員長と萩生田光一幹事長代行が呼びかけたもので、政治資金問題が争点のひとつとなった2024年の選挙で落選し、今回の衆院選で返り咲いた議員を中心に集まりました。参加者は会合を選挙の慰労会だとしていますが、党内からは警戒する声も聞かれます。
裏金問題で辞任も選対委員長に復権
西村康稔氏は旧安倍派で事務総長を務めた有力者です。政治資金パーティー券の販売ノルマ超過分の還流再開を巡る2022年8月の幹部会合にも出席していました。問題発覚後の2023年12月に経済産業大臣を辞任し、その後に党員資格停止1年の処分を受けました。
2024年10月の衆院選では党公認を得られず、無所属で立候補しましたが当選しました。今回2026年2月8日の衆院選では党公認を得て兵庫9区から出馬し、大差で対立候補を破り9選を果たしました。同月19日には自由民主党選挙対策委員長に就任しています。派閥裏金事件で処分を受けた議員が党四役に起用されるのは初めてのことです。
「裏金問題で辞任した人が党四役とは理解できない」
「選対委員長って党の顔でしょ、これで国民の信頼は得られるの」
「自民党は反省してないと思われても仕方ない」
「旧安倍派の復権が露骨すぎる」
「説明責任を果たしたとは到底思えない」
安倍派5人衆が要職に続々復帰
西村氏は旧安倍派の有力者として知られる安倍派5人衆の一人です。5人衆とは西村康稔氏、萩生田光一氏、松野博一氏、高木毅氏、世耕弘成氏を指します。この5人は故安倍晋三元首相の側近として知られ、森喜朗元首相から後継候補として名前を挙げられていました。
高市早苗政権では、萩生田氏が幹事長代行、西村氏が選対委員長、松野氏が組織運動本部長と、5人衆のうち3人が党要職に就いています。高木氏は2024年10月の衆院選で落選し、世耕氏は参議院議員です。元派閥幹部が政権要職に就くなど旧安倍派に復権の兆しが見られ、党内からは結集への警戒感も高まっています。
有村治子総務会長は2026年2月19日の記者会見で、西村氏と松野氏について「衆院選挙でも説明責任を果たそうと努力してきた。仕事で信頼をさらに築いてもらいたい」と述べ、起用に問題はないとの認識を示しました。
党内に広がる警戒感と批判
今回の会合について参加者の一人は選挙の慰労会だとしています。しかし、旧安倍派は解散前に最大派閥として党内で大きな影響力を持っていました。約20人が結集すれば再び大きな塊になる可能性があります。党内からは「結集したら大きな塊になる」と警戒する声も聞かれます。
西村氏の義父は岸信介氏や安倍晋太郎氏の側近でした。その縁から西村氏と安倍家は家族ぐるみの付き合いがあり、西村氏は安倍家に仕える側近として第二次安倍政権で総裁特別補佐や内閣官房副長官などを歴任しました。2022年7月の安倍晋三銃撃事件の直後、安倍派後継者の大本命との声も派閥関係者からささやかれていました。
政治資金問題で国民の信頼を失った自民党にとって、裏金問題に関わった議員の要職起用は党のイメージ回復を妨げる可能性があります。選挙で勝利したとはいえ、説明責任を十分に果たしたと考える国民は少数でしょう。今後の動向が注目されます。