2025-10-07 コメント投稿する ▼
中野洋昌国交相「コメント控える」 高市政権で国交相ポスト見直し必須か
中野洋昌国土交通大臣は10月7日の閣議後記者会見で、自民党の高市早苗総裁就任に関して、「国土交通大臣としての会見なので、コメントは差し控える」と述べ、発言を避けた。 中野氏は自民党と連立を組む公明党に所属しており、高市氏の強めの保守主張に公明内部では警戒感が高まっているとされる。
中野洋昌国交相、「コメント控える」慎重姿勢
中野洋昌国土交通大臣は10月7日の閣議後記者会見で、自民党の高市早苗総裁就任に関して、「国土交通大臣としての会見なので、コメントは差し控える」と述べ、発言を避けた。
中野氏は自民党と連立を組む公明党に所属しており、高市氏の強めの保守主張に公明内部では警戒感が高まっているとされる。
自公連立の軋み顕在化か
高市氏は不法滞在外国人対策や土地取得規制強化を打ち出しており、公明党が重視する外国人との共生・調和の立場とは軌を異にする政策も含まれる。
こうした政策の食い違いが、連立政権の持続性に不安を残すとの見方も強い。7日午後には、新執行部と公明党代表との会談が国会内で予定されている。
大臣答弁は最後まで抑制的
会見序盤、中野氏は総裁就任へのコメントを求められても「自民党の総裁選結果について、大臣のコメントは差し控える」と答えるにとどめた。
国交行政の役割について問われると「歴代の大臣は政策課題に取り組んできたと思う。全力で対応してきた」とだけ述べ、具体的な展望や評価は避けた。
国交省ポストの伝統と今後
国交省の大臣ポストは、2012年12月以降自公連立政権下で公明党に「指定席」として割り当てられてきた歴史がある。
自民党所属者の国交相就任は2009年にまで遡り、それ以降、現職議員での経験者はいない。高市政権ではこの慣例の見直しが不可避となりつつあり、国交相ポストを党利で独占してきた構造を改めることが必須である。
連立の枠組みそのものを問い直す動きも水面下で始まっており、今後の政権運営では公明党がどこまで政策影響力を維持できるかが焦点となる。
「国交相として何も言えない立場なのかな」
「連立間で本音は違うんだろうけど聞けないのか」
「本当に政策通せるのか不安になる」
「高市政権、公明はどう動く?」
注目点と課題
中野国交相の慎重な応答ぶりは、公明党が高市政権への距離感を明確に示した表れと見られる。
ただし、政府の一員として関係閣僚との連携をいかに調整するかが問われる。また、公明党の基盤支持層の理解を損ねずに政策すり合わせを行えるか否かも重要な焦点である。