2025-08-01 コメント投稿する ▼
安藤裕氏が参政党幹事長に就任 「自民が壊した30年を修正する」積極財政へ党の司令塔に
安藤裕氏が参政党幹事長に就任 「自民党が壊した30年を正す」財政政策の転換へ舵
参政党の要に安藤裕氏 “自民党改革派”が新政党で再始動
参政党は8月1日、国会内で両院議員総会を開催し、参議院議員・安藤裕氏を幹事長兼政調会長に起用する人事を決定した。新体制の柱に据えられた安藤氏は、自民党時代から積極財政を訴え続けてきた異色の存在。長年の議会経験と政策通としての実力を買われ、参政党の中核を担うことになる。
神谷宗幣代表は会見で、「党内は新人議員が多く、国会運営を熟知した人物が必要だった」と説明。安藤氏については「与党での議員経験を活かし、参政党の方針を制度化していく役割を期待している」と語った。
「ようやく安藤さんが中心に立った。本物の経済政策が始まる」
「“自民の中の少数派”じゃなく、今度は実行できる立場に」
「減税も積極財政も信じてついてきた人が多い」
「安藤氏の主張こそ、今の日本に必要な考え方」
「政治は誰が言うかより、何を実現するか。期待してる」
SNSでは安藤氏の登用を歓迎する声が広がり、財政再建ではなく国民生活の底上げを重視する路線への転換を求める世論の一端が垣間見える。
「失われた30年は自民党が作った」 異例の“元与党批判”
安藤氏は就任にあたって、「失われた30年を生んだのは自民党であり、その間違った政策を修正しなければならない」と明言。これは、自民党出身の現職国会議員としては極めて異例の明快な自己批判でもある。
「私は自民党の中でも、金融緩和や財政出動、インフラ投資の重要性をずっと訴えてきた。しかし党内の主流は『財政健全化』という名の緊縮路線だった」と振り返り、「だからこそ新たな場で、政策を貫き、実行する必要がある」と語った。
安藤氏は、過去に自民党の財政再建原理主義に警鐘を鳴らしてきた「日本の未来を考える勉強会」の中心人物でもあり、消費税減税・国債発行の柔軟運用などを提言してきた。参政党では、それらの政策を「理想論」で終わらせず、法案提出や予算審議で現実化する役割を担うことになる。
党の政策と国会戦略を主導へ 実務型幹事長として期待
安藤氏は今後、参政党の政策立案と国会戦略を事実上リードする立場となる。政調会長として政策体系を整備し、幹事長として次期衆議院選挙の戦略も担う――いわば「党の頭脳」としての役割を求められている。
神谷代表は「これまでの参政党は草の根の動きが中心だったが、国政政党としての運営が必要不可欠になった。安藤氏の存在はその体制整備に欠かせない」と話し、党としての実務力の強化を進める考えを示した。
安藤氏自身も、「選挙に勝つことが目的ではない。参政党が国民のための選択肢になり、国政で責任を持てる存在になることが目標」と語っており、他党との政策交渉や法案提出の現場でも積極的に動く姿勢をにじませている。
次期衆院選へ100人擁立へ “安藤カラー”の政策で挑む
神谷代表は会見で、次期衆議院選挙に向けて「100人規模の候補者擁立」を進める方針を改めて表明。安藤氏はその実質的な選挙総責任者として、候補者の選定や選挙公約の策定に深く関与することになる。
安藤氏が掲げるのは、以下のような骨太の政策軸だ。
* 消費税減税とインフレ対策を両立させる積極財政
* 中小企業と地方の再生を重視する地域主導型経済
* 日本の独立と安全保障を強化するスパイ防止法の制定
* 財政規律よりも国民生活を優先する国債活用による投資
こうした政策を全面に打ち出す選挙戦は、現政権や他野党との明確な対立軸となり、「どこも同じようなことしか言わない」という有権者の政治不信を突き崩す可能性を秘めている。
“安藤体制”の鍵は実行力と求心力
政界では、「理想を語る人は多いが、それを実現する人は少ない」と言われる。安藤氏の強みは、自民党時代に培った制度設計力と、保守層にも訴求できる経済政策の一貫性にある。
だが、参政党はまだ組織的には発展途上であり、「実行力」と「党内の求心力」をどう築くかが鍵となる。若手や地方議員との連携、神谷氏や松田学氏との役割分担も含めて、“安藤カラー”が党全体をどう導くかが、政党としての今後を左右する。