2025-11-16 コメント投稿する ▼
参政党安藤裕幹事長の不倫認定が確定 東京高裁が控訴棄却し一審判決を支持
参政党の安藤裕幹事長兼政調会長(60歳)が妻に対し離婚を求めていた裁判の控訴審で、東京高等裁判所が安藤氏の不貞関係を認定した一審判決を支持し、安藤氏の控訴を棄却したことが明らかになりました。 2025年11月12日に下された高裁判決では、安藤氏と美熟女タレント大奈氏との不貞関係を認定した横浜家庭裁判所の一審判決が妥当だと結論づけられました。
参政党の安藤裕幹事長兼政調会長(60歳)が妻に対し離婚を求めていた裁判の控訴審で、東京高等裁判所が安藤氏の不貞関係を認定した一審判決を支持し、安藤氏の控訴を棄却したことが明らかになりました。2025年11月12日に下された高裁判決では、安藤氏と美熟女タレント大奈氏との不貞関係を認定した横浜家庭裁判所の一審判決が妥当だと結論づけられました。
この判決により、参政党の重要ポストに就いている安藤氏の不倫疑惑が司法によって事実上確定したことになります。安藤氏は2025年7月の参院選で当選を果たし、その後党幹事長に就任しましたが、週刊文春による不倫報道が続く中での司法判断となりました。安藤氏側は最高裁への上告について明言を避けており、今後の政治活動への影響が注目されています。
一審で「婚姻破綻の主たる原因」と認定
今回の離婚裁判は2021年に始まり、安藤氏が妻に対して離婚を求めて提起したものでした。しかし妻側も離婚を求める反訴を行い、離婚原因は安藤氏の不貞行為にあると主張していました。争点となったのは、安藤氏と京都府を中心に活動する美熟女タレント大奈氏との関係でした。
2025年春に横浜家庭裁判所で下された一審判決では、安藤氏が大奈氏と同じ部屋で過ごしていたことや、安藤氏が秘書に大奈氏との関係について問い詰められて「将来一緒になりたいなぁとは思っていた」と語っていたことなどが重要な証拠として認定されました。
一審判決では、これらの事実から「婚姻関係破綻の主たる原因が、原告と大奈の不貞の関係にあったことは明らか」と結論づけられました。この判決に対して安藤氏は不服として東京高等裁判所に控訴していましたが、高裁でもこの認定が覆ることはありませんでした。
「裁判所が不倫を認めたということは重い」
「政治家として説明責任があるのではないか」
「参政党の対応が注目される」
「有権者への裏切りにならないか心配」
「司法判断を重く受け止めるべき」
安藤氏の反論も高裁で退けられる
週刊文春が入手した安藤氏の控訴理由書によれば、安藤氏は一審判決に対して強く反論していました。特に「将来一緒になりたいなぁ」という発言については、「大奈氏に好意を持っていたから出たものだが、男女関係を示すものではない」と主張していました。
安藤氏側は控訴理由書で「控訴人と大奈との間の不貞関係は認められない」「原判決の認定には誤りがあるというべきである」と強く主張し、一審判決の取り消しを求めていました。しかし2025年11月12日に下された高裁判決では、こうした主張について「いずれも理由がなく、採用することができない」として退けられました。
この判決により、東京高等裁判所も一審と同様に、不貞関係を認定した判決が妥当だと結論づけたことになります。二審制の下で上級審が一審判決を支持したことは、司法による事実認定がより確実になったことを意味しています。
政治家としての地位と不倫疑惑の矛盾
安藤氏は1965年生まれの政治家・税理士で、慶應義塾大学経済学部卒業後、相模鉄道に勤務し、その後税理士資格を取得して1998年に独立開業しました。2012年から自由民主党所属の衆議院議員として3期務め、復興大臣政務官兼内閣府大臣政務官なども歴任した経験豊富な政治家です。
しかし2021年の衆院選では自民党公認を得られず不出馬となり、その背景に女性問題があったとされていました。その後、2024年に参政党に入党し、2025年の参院選で比例区から立候補して当選を果たしました。当選後の8月1日には参政党国会議員団幹事長兼政務調査会長に就任し、党の重要ポストを担っています。
一方で、安藤氏と大奈氏は不倫疑惑を逆手にとって芸人コンビ「赤字黒字」を結成し、2022年のM-1グランプリ予選にも出場するなど、疑惑を公然とエンタメ化する異例の対応を見せていました。大奈氏は安藤氏のYouTubeチャンネルで進行役を務め、現在は安藤氏の私設秘書としても活動しています。
参政党内での処分なしの方針
今回の司法判断を受けても、参政党内では安藤氏への処分を求める声は上がっていません。神谷宗幣代表は不倫報道が出た際に「そうですか」で終わりだったと安藤氏自身が明かしており、党として問題視していない姿勢を示しています。
これについて、政治評論家の間では「参政党は既存政党とは異なる価値観を持っている」「個人の私生活と政治活動を分けて考える方針」との見方がある一方で、「有権者の信頼を損なう可能性がある」との批判的な声も聞かれます。
安藤氏は週刊文春などの取材に対し、妻との夫婦関係については「以前から夫婦関係は破綻していた。自民党から選挙に出ていた頃から、一度も応援に来てくれなかった。夫婦間の会話も事務的なものだけ。そんな関係が10年以上も続いていた」と説明していました。
今回の東京高等裁判所での控訴棄却により、安藤氏の不倫疑惑は司法によって事実認定されたことになります。週刊文春は安藤氏の事務所に対し、最高裁への上告についての見解を求めましたが、期限までに回答はありませんでした。政治家としての説明責任や参政党としての対応が今後注目されるところです。
安藤氏と大奈氏は現在も公の場で行動を共にしており、政治活動を続けています。しかし、司法による不倫認定が確定に近づく中で、政治家としての信頼性や有権者への説明責任について、より厳しい目が向けられることは避けられないでしょう。参政党が「既存政治への挑戦」を掲げる中で、所属議員のスキャンダル対応も党の姿勢を示す重要な試金石となっています。