2026-01-17 コメント投稿する ▼
税滞納の神田憲次元副大臣、愛知5区出馬表明も自民県連は新人内定 保守分裂か
自民党公認を目指すとしていますが、党愛知県連は同日の会合で別の新人候補を内定しており、保守分裂となる可能性があります。 神田氏は税金の滞納が発覚し2023年に副大臣を辞職、2024年の衆院選に自民党公認で出馬したものの落選していました。 2024年10月5日、自民党愛知県連の丹羽秀樹会長氏は衆院選で愛知5区の現職神田氏を党本部へ公認申請しないと明らかにしていました。
元財務副大臣の神田憲次氏は2026年1月17日、名古屋市内で記者会見し、次期衆院選愛知5区に出馬する意向を明らかにしました。自民党公認を目指すとしていますが、党愛知県連は同日の会合で別の新人候補を内定しており、保守分裂となる可能性があります。神田氏は税金の滞納が発覚し2023年に副大臣を辞職、2024年の衆院選に自民党公認で出馬したものの落選していました。
神田氏は会見で公認が得られない場合、無所属で出馬するとしました。一方、県連会長の丹羽秀樹衆院議員氏は会合後、報道陣の取材に「神田氏の名前は出なかった」と述べています。地元支部から別の新人候補を推すとの報告があったということです。
神田氏は税理士として中小企業の税務に携わった後、自民の衆院議員を4期12年務めましたが、2024年の選挙で落選しました。在任中、自身が営む会社の税金滞納が発覚し、財務副大臣を辞任という経歴があります。
税滞納問題で副大臣を更迭
2023年11月、神田氏は自身が代表取締役を務める会社が所有する土地と建物について、固定資産税の滞納により過去に4度、差し押さえを受けていたことが参議院財政金融委員会での答弁で明らかになりました。税理士に義務付けられた研修を受講していなかったことも認めています。
「税理士なのに税金滞納って、冗談みたいな話だよね」
「財務副大臣が税金滞納とか、国民をバカにしてる」
「一度信頼失った人にまたチャンスをあげるべきなのか」
「無所属で出るって言ってるけど、当選できるわけない」
「自民党内でも評判悪そうなのに、また出るんだ」
神田氏は「皆様方をお騒がせし、申し訳なく存じます。深く反省しており、今後はこのようなことがないよう注意する」と謝罪しました。滞納の理由について「国政の業務が繁忙になり、税理士業務の比重が落ちて、督促状などは税理士事務所のスタッフに任せており、私は多忙で関知できなかった」と釈明しています。
当初、神田氏は副大臣の辞任を否定していましたが、2023年11月13日に財務副大臣の辞表を提出し、受理されました。国会審議の停滞を懸念した政権による事実上の更迭とされています。同年12月14日、自民党愛知県連は党本部に対し、神田氏を次の選挙の公認候補を意味する愛知5区の支部長から解任するよう申し入れていました。
2024年衆院選では党公認も落選
2024年10月5日、自民党愛知県連の丹羽秀樹会長氏は衆院選で愛知5区の現職神田氏を党本部へ公認申請しないと明らかにしていました。党地元支部は新人の歯科医師岡本康宏氏の擁立を県連に要請していたのです。
しかし10月9日、自民党は衆院選の第1次公認候補として神田氏を愛知5区の公認候補に選びました。ただし比例区の名簿には登載されず、小選挙区のみでの出馬となりました。これを受けて党選挙区支部が推薦していた岡本氏は無所属での出馬を明言しましたが、翌10日に出馬を取りやめています。
愛知5区には神田氏のほか、立憲民主党の西川厚志氏、日本維新の会の岬麻紀氏、共産党の江上博之氏、日本保守党の田中克和氏が立候補しました。結果、神田氏は落選しています。
再び出馬の意向も県連は別候補内定
2026年1月17日の記者会見で神田氏は「国政でやり残したことをやりたい」と立候補する意向を表明しました。「有権者の期待を裏切った。今後こういうことがないようにしたい」と反省の弁を述べています。
しかし同日、自民党愛知県連の会合では神田氏の名前は出ず、地元支部から別の新人候補を推すとの報告があったということです。丹羽会長氏は会合後の取材で「神田氏の名前は出なかった」と述べるにとどまりました。
神田氏の資金管理団体と政治団体、神田氏が支部長を務める自民党愛知県第五選挙区支部の3団体はいずれも、2019年まで4年連続で政治資金収支報告書を法定の期限までに提出していなかったという問題も抱えています。神田氏は税理士で、総務省の政治資金適正化委員会に監査人登録しているにもかかわらず、長きにわたり期限を守ることができませんでした。
次期衆院選愛知5区では、自民党内で保守分裂となる可能性が浮上しており、党内の混乱が続いています。神田氏が無所属で出馬すれば、自民党にとって票が割れる事態となり、野党候補に有利な状況が生まれる可能性もあります。