2025-09-02 コメント投稿する ▼
自民・麻生太郎最高顧問が総裁選前倒し要求 泥舟政権で激化する権力闘争
麻生太郎最高顧問、総裁選前倒しを要求へ
自民党の麻生太郎最高顧問が、党総裁選の前倒しを求める姿勢を固めたことが明らかになった。関係者によると、麻生氏は3日に横浜市で開かれる麻生派研修会でこの意向を正式に表明する見通しである。
麻生派には43人の国会議員が所属しているが、今回の要求は派閥としての統一行動を縛るものではなく、各議員が自主的に判断する余地を残すとしている。党内での総裁選時期をめぐる議論が活発化する中、ベテランであり党内影響力を持つ麻生氏の動きがどの程度波及するか注目される。
「総裁選を先延ばししても国民の信頼は戻らない」
「麻生氏の発言で党内がさらに混乱するのでは」
「派閥縛りなしは一定の評価ができる」
「結局は泥舟政権内での権力争いだ」
「石破首相も厳しい立場に追い込まれるだろう」
参院選敗北が引き金
背景には、7月の参議院選挙で自民党が大敗した事実がある。麻生氏は石破茂首相と7月に会談した際、続投に難色を示し、早期の体制刷新が不可欠との認識を示していた。党内には「選挙敗北の責任を誰が取るのか」という声が渦巻き、石破政権の求心力は急速に低下している。
自民党は長期政権を維持してきたものの、国民の間では増税や物価高への不満が強く、減税や生活支援の具体策を打ち出せない政権運営に批判が集中している。こうした不満が選挙結果に反映された格好だ。
党内権力闘争と国民不信
総裁選の前倒しをめぐる議論は、表向きは党の立て直しを掲げているが、実態は泥舟政権の内部での権力争いに映る。派閥間の駆け引きは強まり、国民からは「自民党は国民生活より党内政局を優先しているのではないか」という冷ややかな視線が向けられている。
麻生氏が派閥議員の行動を縛らないとしたのは、派閥の結束を守りつつも他派閥との協調余地を残すためとみられる。しかし、それは同時に自民党内の分裂を浮き彫りにするものでもある。党のトップ交代をめぐる思惑が優先される中で、国民不在の政局運営がさらに鮮明になっている。
泥舟政権で漂流する自民党
石破政権はすでに参院選敗北で大きく揺らいでおり、総裁選を前倒しするか否かの判断は政権の命運を大きく左右する。だが、どのような選択をしても国民の厳しい視線は変わらず、党内での覇権争いは「泥舟内での争い」と批判される可能性が高い。
自民党が本当に信頼を取り戻すには、政局運営ではなく減税や生活支援策といった具体的な政策を打ち出し、国民に直接応えることが不可欠だ。そうした姿勢を欠いたままでは、泥舟政権は一層沈み込み、党全体の将来に暗い影を落とすことになるだろう。