旧宮家の男系男子、皇室復帰案が本格議論へ 女性皇族の在籍継続も容認広がる

2025-04-17 コメント投稿する

旧宮家の男系男子、皇室復帰案が本格議論へ 女性皇族の在籍継続も容認広がる

皇位継承の安定化へ向けた議論、旧宮家の復帰案が浮上


衆参両院は4月17日、皇位継承の安定化と皇族数の確保を目的とした全体会議を開催した。会議後、額賀福志郎衆院議長は、旧皇族の男系男子を養子縁組により皇室に復帰させる案を含む、両院正副議長によるまとめ案を早期に提示する意向を示した。特に、旧久邇宮、東久邇宮、賀陽宮、竹田宮の4宮家に連なる未婚の男系男子が有力な候補とされている。この案は、昭和22年の皇籍離脱以降、皇室を離れた旧11宮家の子孫を対象とし、皇統に属する男系男子を養子として迎えることで皇族数の確保を図るものである。政府の有識者会議も2021年の報告書で同様の案を提示しており、現行憲法下での法的整合性や国民の理解を得ることが課題となっている。

女性皇族の婚姻後の身分保持、制度化に向けた前進


同日の会議では、女性皇族が婚姻後も皇族の身分を保持する案についても議論された。内親王に限らず女王も対象とすることに異論はなく、女性皇族が皇室に残るか否かを選択できる制度の導入に対しても肯定的な意見が大勢を占めた。この制度は、皇族数の減少を防ぐとともに、女性皇族の公務継続を可能とするものである。ただし、配偶者や子の身分については慎重な議論が必要とされており、今後の検討課題となっている。

今後の展望と課題


額賀議長は、今年夏の参院選を見据え、できるだけ早期にまとめ案を提示する考えを示した。また、玄葉光一郎衆院副議長は、「有識者会議に議論を戻すという発想はない。ほぼ意見は出尽くしたと認識している」と述べ、議論の収束を図る意向を示した。今後、まとめ案の内容とその法制化に向けた具体的な動きが注目される。


- 衆参両院は皇位継承の安定化と皇族数確保を目的とした全体会議を開催。
- 旧久邇宮、東久邇宮、賀陽宮、竹田宮の4宮家に連なる未婚の男系男子を養子縁組により皇室に復帰させる案が有力視されている。
- 女性皇族が婚姻後も皇族の身分を保持する制度の導入に対しては、内親王・女王を対象とし、肯定的な意見が大勢を占めた。
- 配偶者や子の身分については慎重な議論が必要とされている。
- 額賀議長は、今年夏の参院選を見据え、早期にまとめ案を提示する意向を示した。

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2025-04-18 11:34:49(藤田)

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