2025-04-01 コメント投稿する ▼
英利アルフィヤ外務政務官、保守党批判投稿削除拒否 島田議員が自民党内の「二重基準」を批判
英利氏の投稿内容とその背景
問題の投稿は2024年11月10日に英利氏が行ったもので、日本保守党の百田尚樹代表の言動に対して批判を表明し、人権団体に対して「保守党との関係を断つように」と呼びかけていた。興味深いのは、この投稿が英利氏が外務政務官に就任する前、ちょうど就任3日前に行われたものだったことだ。そして、投稿の署名には「英利アルフィヤ(外務大臣政務官/衆議院議員)」と記載されており、外務政務官としての立場が強調されていることが問題視されている。
島田氏の追及と英利氏の反応
島田氏は1日の衆院法務委員会で、英利氏の投稿が「拉致問題の解決を妨げる可能性がある」と述べ、この投稿を削除するよう求めた。しかし、英利氏は「これは一政治家としての発言だ」として、削除要求には応じなかった。さらに、英利氏は「政務官としてお答えすることは控えさせていただく」として、投稿削除についての議論を避けた。
島田氏はその後も強く追及し、英利氏が問題投稿を撤回し、その旨を新たな投稿で明確にすることを求めたが、英利氏はあくまで個人的な発信だとして、その必要はないと繰り返した。
杉田水脈氏との比較
島田氏はこの問題に関して、過去に自民党の杉田水脈元衆院議員が経験したケースと比較した。杉田氏は2022年に、民間人時代に発信したブログ投稿が問題視され、総務政務官を辞任する事態に追い込まれた。この時、杉田氏はブログ投稿を削除し、その後辞任に至った。しかし、英利氏は政務官の肩書きで投稿を行い、その削除を拒否している点が問題だと島田氏は指摘している。島田氏は、「同じ党の中で、対応がここまで異なるのはおかしい」とし、英利氏に対しても同じ基準で対応するべきだと訴えた。
英利氏の立場と自民党内の対応
英利氏は、今回の投稿について「個人としての意見を発信したものであり、外務政務官としての立場とは関係ない」と強調している。しかし、外務政務官としての肩書きで投稿がなされている以上、その内容は公的な立場を反映したものとみなされる可能性が高く、島田氏はこの点を強く問題視している。
また、島田氏は自民党内での対応に対する不公平さを指摘しており、「杉田氏の場合は民間人時代の発言で辞任に追い込まれたのに、英利氏は外務政務官として問題を起こしながらも放置されている」と、党の二重基準を厳しく批判している。
今後の展開
今後、この問題がどう進展するかは不透明だ。英利氏が投稿を削除する意向を示さなければ、問題はさらに大きくなる可能性がある。また、自民党がこの問題にどう対応するかも重要な焦点となる。島田氏が求めるように、党内での対応に一貫性がない限り、今後も党の信頼性に影響を及ぼすことになるだろう。
- 英利アルフィヤ外務政務官が2024年11月に行った日本保守党に対する批判的な投稿が問題となり、削除を求められる。
- 島田洋一議員は投稿削除を強く求めるも、英利氏は「個人としての発言」として削除を拒否。
- 自民党内で同様の問題が発生した際、異なる対応が取られたことが指摘され、「二重基準だ」と批判される。