2025-08-28 コメント投稿する ▼
神田潤一政務官が総裁選前倒し支持を表明 「辞職必要でも政策前進のため」
神田潤一法務政務官「総裁選前倒しに大きく傾いている」
自民党の神田潤一法務大臣政務官が28日、自身のSNSで臨時総裁選の前倒し実施を求める考えを明確にした。参院選での与党大敗を受け、党内政局が長引けば「自民党に対する支持が大きく低下する」と危機感を表明。「たとえ政務官を辞することになっても、重要な政策を前に進めるために総裁選の前倒しは必要だ」と訴えた。
神田氏はこれまで「首相の進退は首相自身が決するべき」として石破降ろしの動きには距離を置いてきた。しかし総裁選を巡る手続きが発表される中で、憲法が保障する「投票の秘密」が軽視されているとして異議を唱え、立場を転じた格好だ。
「氏名公表は投票の秘密に反する」
27日に党総裁選挙管理委員会は、臨時総裁選を要求する党所属議員や都道府県連の氏名を公表する方針を決定。意思確認は書面によって行われ、議員本人が署名・捺印し、原則として自ら党本部に持参することが求められる。
神田氏は、議員本人が持参する厳正さについては理解を示す一方で、氏名公表には強い違和感を表明。「通常の総裁選でも記名投票だが氏名が公開されることはない。氏名非公表は憲法15条や公職選挙法の根幹である『投票の秘密』に基づいている」と指摘。「執行部が前倒しを求める議員に圧力をかける仕組みと勘繰られ、『石破首相続投のために選挙原則を歪めているのではないか』と批判される」と危惧した。
「政務三役は辞表を出せ」の声に反論
総裁選前倒しを支持する議員に対し、「閣僚、副大臣、政務官といった政務三役は辞表を提出すべき」との意見も出ている。これについて神田氏は「憲法15条には『選挙人はその選択に関し公的にも私的にも責任を問われない』とある。辞表提出を迫るのはこの規定に反している」と指摘。
「もし署名が辞職と直結するなら、法務省にも迷惑をかけ国民にも負担となる。前倒しを求めるかどうか大いに悩まざるを得なくなる」と心境を吐露した。
「正々堂々と総裁選を戦え」
神田氏は、今回の手続きが「石破首相続投を支持する側からの政局に見える」と述べ、「憲法や公選法の理念を曲げてまで続投を図るのは総理としてふさわしいのか」と疑問を投げかけた。そのうえで「正々堂々と総裁選を戦い、勝ち抜いた上でこそ自民党が結束し国民の信頼を取り戻す力になる」と強調した。
ネット上でも、
「投票の秘密を無視するのは危険」
「石破総理を守るための不自然なルール」
「神田氏の発言は筋が通っている」
「政務官辞任を覚悟するのは相当な決意」
「党内の政局優先で国民生活が後回しになっている」
といった声が相次ぎ、与党内の緊張感を映し出している。
神田政務官が総裁選前倒し支持を表明 石破政権と自民党内政局に波紋
「首相自らの決断に委ねるべき」と慎重だった神田氏が踏み込んだことで、総裁選をめぐる党内の構図は一層流動化する見通しだ。石破政権の続投を支えるのか、それとも党の刷新を優先するのか。国会運営や政策課題の前進に直結する重大な選択を前に、自民党内の緊張は高まっている。