2025-08-28 コメント投稿する ▼
神田潤一政務官が自民党総裁選前倒し手続きに異議 「投票の秘密侵す」
神田潤一政務官「総裁選前倒し手続きは憲法理念に反する」
自民党総裁選の前倒しをめぐる党内の動きについて、衆議院議員で法務大臣政務官の神田潤一氏がSNSに長文の見解を投稿した。神田氏は、総裁選挙管理委員会が決めたとされる「前倒しを求める議員の氏名公表」という手続きに強い懸念を示し、「投票の秘密」という憲法第15条に根ざした民主主義の原則に反する可能性があると指摘した。
神田氏は「総裁選挙の前倒しは総理大臣の進退に関わる重大な手続きであり厳正さが必要という①の理由には異論はない」としつつも、「②氏名公表については理解できない」と強調。「憲法や公職選挙法に基づく投票の秘密を侵す手続きではないか」と疑問を投げかけた。さらに「執行部が前倒しを求める議員にプレッシャーをかける仕組みに見える」とし、「石破総理続投のために手続きを歪めたと批判されかねない」と危機感をあらわにした。
「政務三役は辞表提出」の圧力報道にも反発
報道では「政務三役が署名する場合は辞表を出すべき」との意見が首相周辺から出ているとも伝えられている。神田氏はこれに対し「憲法第15条が保障する『選挙人は責任を問われない』原則に反する」と反論。「私も政務三役である大臣政務官だが、署名=辞任となれば法務省にも迷惑をかけ、国民にも負担を与える。前倒し賛否を自由に判断できなくなる」と述べ、事実上の圧力と受け取れる対応を批判した。
その上で「今回の前倒し手続きは政局そのものであり、国民不在の争いになっている」と指摘。これまで「総理の進退はご本人が決すべき」との立場をとってきたが、今回の決定を受けて「むしろ正々堂々と総裁選を戦うべきだ」と訴えた。
「政局ではなく民主主義の原則を」
神田氏は、自民党が相次ぐ選挙で支持を落としている現状を踏まえ「国民不在の政局が繰り広げられれば、党員の支持さえ大きく低下しかねない」と警鐘を鳴らした。その上で「石破総理の意向に沿った続投工作が、憲法や公職選挙法の理念に反する手続きを伴うならば、それは一国の総理としてふさわしいのか」と厳しく問いかけた。
さらに「私は総裁選前倒しを求める方向に傾いている。たとえ大臣政務官を辞すことになっても、国民のために重要な政策を進めるために必要だと感じている」と覚悟をにじませた。
ネット上では、
「政務官の立場でここまで踏み込むのは異例」
「投票の秘密を侵すやり方は危うい」
「石破総理を守るために手続きを歪めるのか」
「自民党が国民不在の政局に走っている」
「正々堂々と総裁選で決着をつけるべき」
といった声が広がり、神田氏の発信は党内外で波紋を呼んでいる。
神田潤一政務官が警鐘「総裁選前倒しは正々堂々と」
今回の神田氏の発言は、単なる政局批判にとどまらず、憲法や選挙の根本原則に照らした制度批判として重みを持つ。石破政権の続投問題が「投票の秘密」を侵すかたちで進められれば、自民党への不信感は一層強まる恐れがある。党内手続きが国民の信頼にどう響くか、今後の動向が注目される。