2025-05-08 コメント投稿する ▼
岸田前首相の不起訴「相当」 広島検察審査会が議決、政治資金パーティーの透明性に疑問
岸田前首相の不起訴「相当」 広島検察審査会が議決
広島第1検察審査会は、岸田文雄前首相の就任を祝う会をめぐる政治資金規正法違反の疑いについて、広島地検が下した「不起訴処分」を「相当」と判断した。これは2025年4月11日付の議決で、岸田氏を含む関係者4人への告発が審査された結果である。
この問題は、2022年に開催された「岸田文雄就任を祝う会」が、政治資金パーティーとして行われたにもかかわらず、任意団体を装い、収支報告書に正確な記載がなかったことが発端だ。神戸学院大学の上脇博之教授らが、この会の収支が政治資金規正法に違反しているとして告発した。
検察の判断を支持「証拠不足」
広島地検は、岸田氏について「嫌疑なし」とし、後援会関係者3人については「嫌疑不十分」として不起訴処分を決定していた。検察審査会はこの判断を支持し、「処分を覆すに足る証拠がない」とした。
検察審査会の議決書では、岸田氏が違法行為を行った証拠がなく、他の関係者も違法性を立証する証拠が不十分であるとされた。これにより、不起訴処分は正当と判断された。
政治資金パーティーの透明性問題
問題の「祝う会」は、後援会が主催した政治資金パーティーだったが、収支報告書にはその収入や支出が適切に記載されていなかった。主催団体が任意団体を装い、政治資金規正法に違反する形で行われたとして、告発に至った。
今回の検察審査会の決定は、このような政治資金パーティーの透明性と運営方法に疑問を投げかけた。法律上は問題がないとされても、政治と金の関係に対する市民の不信感は消えないままである。
ネットユーザーの反応
「また政治家が逃げ切った。これでいいのか日本の司法は。」
「証拠不十分なら仕方ないけど、もっと透明性を確保すべき。」
「検察審査会がしっかり機能しているのはいいことだ。」
「岸田氏が無実であるなら、不起訴は妥当だろう。」
「政治と金の問題は繰り返し。何も変わらない。」
* 政治資金パーティーの運営方法や収支報告の透明性向上が求められている。
* 検察審査会は市民による監視機能を担っているが、その役割と影響力をどう強化するかが課題。
* 政治家と資金に関する疑惑が繰り返される中、国民の信頼を取り戻すための法改正や監視体制の見直しが検討されるべきだ。
* 今後、他の政治家にも類似の問題が波及しないか注視が必要である。